ホームプロジェクター XGIMI HORIZON Pro 4Kレビュー│テレビの代わりに使える次世代の映像体験


こんにちは、るいとーです。
一人暮らしで悩みどころなのが、テレビの必要性。
普段あまりテレビ番組は視聴しないけれど、NetflixやAmazonプライムなどのVODサービスはよく利用する。そんな方にとって、「テレビって本当に必要?」と感じる瞬間はあると思います。
私もそのひとりで、テレビを買うべきかどうか長年悩み続けてきました。実際に最初は60インチのテレビを購入して使っていましたが、大きさゆえのスペースの確保にストレスを感じるようになり、引っ越しのタイミングで手放すことに。
そこで気になったのが、ホームプロジェクターの存在。
テレビのようにスペースを圧迫せずしかも大画面で映像が楽しめるので、VOD中心の生活スタイルにはぴったりだと感じました。
購入したのが『XGIMI HORIZON Pro 4K』。4K対応・高輝度で、まさに“テレビの代わり”として使うにはうってつけのモデル。
実際に2年以上使っていますが、予想以上の高輝度と高解像度でテレビの代わりとして快適に使用しています。
本記事では、そんな「XGIMI HORIZON Pro 4K」をテレビ代わりとして使ってきた実体験をもとに、メリット・注意点を詳しくレビューしていきます。
プロジェクターの導入を考えている方や、テレビを持たない生活に興味がある方の参考になれば嬉しいです。

XGIMI HORIZON Pro 4Kを選んだ理由

プロジェクターは場所を取らずに壁やスクリーンに映像を映し出せるため、部屋を広く使いながら大画面の映像体験が可能です。
数あるプロジェクターの中から「XGIMI HORIZON Pro 4K」を選んだ理由は以下の通り。
4K対応で1500ISOルーメンの高輝度が大きな魅力に感じました。
私は暗い室内だけでなく昼間でも使える明るさが欲しかったので、出力が大きいことは大事なポイントです。ホームプロジェクターは暗所向けのものが多い中、明るい環境でも映像がしっかり見える点は大きな決め手になりました。
それと、白い壁にそのまま投影して使うスタイルを想定していたので、「スクリーンなしでもキレイに映るかどうか」というポイントも重視しました。
その点、XGIMI HORIZON Pro 4Kは
- 自動台形補正
- オートフォーカス
- 障害物自動回避
といった優秀な補正機能を搭載しており、壁への投影でも快適に使える点が非常に魅力的でした。
さらにAndroid TVを搭載しているため、VODサービス(YouTubeやPrime Videoなど)をプロジェクター単体で楽しめるのも便利。
加えて、0.035秒の低遅延によってゲームも快適にプレイ可能。テュフラインランド認証の低ブルーライト設計で、長時間使用しても目が疲れにくい点も大きな魅力です。
XGIMI HORIZON Pro 4Kのスペックと特徴

XGIMI HORIZON Pro 4Kは、テレビ代わりとして日常的に使えるだけの高性能なスペックを備えています。
4K解像度・1500 ISOルーメンの高輝度のおかげで明るい部屋でも見やすく、テレビのように時間帯を気にせず使えるのが特徴です。
オートフォーカス・自動台形補正・障害物回避といった便利な自動調整機能も充実しており、設置も手間いらず。
音響にはHarman Kardon製のスピーカーを採用しており、映像も音も1台で完結するオールインワンモデルです。
スペック・技術仕様
項目 | 内容 |
---|---|
製品名称 | XGIMI HORIZON Pro 4K |
明るさ | 1500 ISOルーメン |
標準解像度 | 3840 x 2160(4K) |
ランプ寿命 | 30,000 時間 |
投影サイズ | 40~200インチ |
スピーカー | 2 x 8W Harman/Kardon |
ドルビーオーディオ | 対応 |
高速起動 | 対応 |
入力ポート | DC x 1 HDMI x 1, HDMI (eARC 対応) x 1 USB x 2 LAN x 1 |
出力ポート | ヘッドフォン x 1 (3.5mm) オプティカル x 1 |
WiFi | デュアルバンド 2.4/5Ghz |
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
重量 | 約2.9 kg |
本体サイズ | W208 x D218 x H136 mm |
付属品 | 電源ケーブル 電源アダプタ Bluetooth リモコン |

XGIMI HORIZON Pro 4Kの外観レビュー
XGIMI HORIZON Pro 4Kの外観やデザイン、サイズ感について紹介していきます。

本体はシンプルで落ち着いたマットグレーの筐体。無駄のないデザインで、家電というよりガジェット寄りの印象です。リビングや寝室にも自然に馴染むインテリア性の高い見た目に感じます。

サイズは約208×218×136mmで、思っていたよりもコンパクト。見た目はしっかりしているのに、2.9kgと片手でも持てる重さです。テレビのように場所を取らないのが一人暮らしにはありがたいポイント。

背面にはHDMIが2つ、USBが2つ、LANポート、3.5mmイヤホンジャックなど一通りの端子が揃っています。ゲーム機や外付けスピーカーなど拡張性も十分。HDMIの1つはeARCにも対応しています。



私は「XGIMI デスクトップスタンド」をセットで購入して使っています。角度調整が手軽にできるため、床に置いてやや上向きに映したいときなどにとても便利です。

本体のデザインとの相性もバッチリで、非常におすすめのアクセサリです。
実際に使って感じた「テレビ代わり」としての実力

XGIMI HORIZON Pro 4Kをテレビの代わりとして2年以上使ってきましたが、結論から言うとかなり満足しています。
特に私のように「VOD中心の視聴スタイル」の場合には、むしろテレビより快適に感じる場面も多いです。
昼間でも見やすい明るさ

プロジェクターというと「暗い部屋で使うもの」というイメージが強いかもしれませんが、HORIZON Proは1500 ISOルーメンの高輝度なので、昼間の室内でも十分に映像を楽しめます。
もちろん暗い室内の方がくっきりしますが、日中でも問題なく使えています。


カーテンを開けた状態ではさすがに映像の鮮明さはやや落ちますが、それでも十分視聴に耐えうる明るさで、映画もしっかりと楽しむことができます。
写真越しだと伝わりにくいですが、日中でも結構使えます。

もちろん昼間でもカーテンを閉めればとても鮮明に映ります。
自動補正が本当に便利

起動後すぐにオートフォーカス・台形補正・障害物回避が始まり、ほとんど何もしなくても最適な状態に調整してくれます。毎回の設置がラクなのは想像以上に快適です。


斜めからプロジェクターの光を投影しても自動で補正してくれるのでとても便利。置き場所の自由度が高いのに視聴のストレスがありません。

自動で台形補正をするかあらかじめ設定できる点も非常に便利。
デジタルズームでサイズ変更



デジタルズーム機能を使えば画面サイズを手軽に拡大・縮小することができ、設置場所に合わせて柔軟に調整できます。
テレビの場合インチ数は固定されているため、サイズを変えることはもちろんできませんが、プロジェクターの瞬時に切り替えられる可変性は大きな魅力です。
視聴環境や気分に合わせて映像サイズを変えられるのは、実際に使ってみると想像以上に便利で、「今日は大画面で映画」「今は少しコンパクトに」といった楽しみ方も可能になります。
VOD視聴が快適すぎる

Android TV搭載で、YouTubeやAmazonプライム・Disney+・huluなどの主要サービスはすぐに使えます。
映画視聴はもちろんMLBのLIVE視聴など、大画面で臨場感のある映像を毎日のように楽しめるのは、想像以上に快適でした。
4K視聴が最高。壁に投影しているとは思えない鮮明さ

画像では伝えきれませんが、4Kでの投影は本当にキレイです。
まるでテレビ!というよりテレビ以上にキレイにも感じます。

スクリーンなしでこの満足度が得られるのは非常に嬉しいポイントでした。

スクリーンに映したらどうなってしまうのか…。壁への投影でも十分すぎるほどの高画質です。
音質も内蔵で十分

スピーカーにはHarman Kardon製の8W×2スピーカーが内蔵されており、外付けなしでも十分に迫力ある音が出ます。
もちろん音にこだわる人はサウンドバーなどを足してもいいですが、私はそのままで不満を感じたことはありません。
映画の臨場感も高くて非常に満足。
圧倒的に小スペース&高コスパ(テレビとの比較)

過去に使っていたのは、Panasonic製の60インチテレビ。
映像の迫力は満足でしたが設置には広いスペースが必要で、その分デメリットに感じる部分も大きかったです。
さらにテレビを使うにはテレビ台も必要。当時はテレビが約25万円、テレビボードが約8万円と、合わせて30万円超の出費になりました…。
一人暮らしを始めるタイミングで必死に貯めたお金で購入しましたが、今振り返るとかなり大きな出費だったと感じています。
その点、XGIMI HORIZON Pro 4Kは約20万円以下で購入できてテレビ台も不要。設置場所も自由で、引っ越しや部屋の模様替えにも柔軟に対応できます。
「好きな場所に持ち運べる」「壁さえあればどこでも大画面」そんな機動力の高さが、テレビとはまったく違う魅力だと感じています。
結果として映像のクオリティだけでなく、コスト面・スペース面でもプロジェクターは快適で合理的だと実感しています。
使って感じたメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・昼間でも使える ・スクリーンなしでもキレイに映る ・設置・調整がとてもラク ・Android TV搭載でVODがすぐ観られる ・デザイン性が高く部屋になじむ | ・台形補正は微調整が必要なときも ・音の方向に違和感を感じる ・輝度を上げるとまぶしく感じることも ・テレビ番組は見れない |
XGIMI HORIZON Pro 4Kは、昼間でも使える高輝度とスクリーンなしでもきれいに映る解像度、そしてコンパクトなサイズ感が大きな魅力です。
設置や調整もオート機能で非常にラクに行えますし、Android TV搭載でVODをすぐに楽しめるのも大きなメリット。デザイン性も高く、部屋に自然になじむためインテリアとしても優秀です。
一方で台形補正は自動ですが、場合によっては微調整が必要になることもあります。また、置き場所や音量によっては音が正面から聞こえにくく、最初は違和感を感じることもありました。
今は特に気になっていませんが、背面にはOPTICAL端子やAUDIO端子、eARC対応のHDMI端子が搭載されているため、必要に応じて外部スピーカーを接続できるので安心です。
またテレビ番組の視聴はできないので、テレビ代わりとして使う場合には注意しておきたいポイントです。とはいえTverなどの配信サービスを利用できるので、私はまったく不満に感じていません。
また、輝度を上げすぎるとまぶしく感じることもあるため、時間帯や視聴環境に最適な調整をする必要があります。基本的には自動設定にすることができますが、必要に応じて手動での切り替えもおすすめです。
XGIMI HORIZON Pro 4Kがおすすめな人
- VODサービスを中心に動画を楽しみたい
- 大画面で迫力ある映像を小スペースで楽しみたい
- テレビの設置場所に困っている
- 昼間でもプロジェクターを使いたい
- 映像だけでなく音質にもこだわりたい
XGIMI HORIZON Pro 4Kは、4K対応ならではの圧倒的な映像の美しさとコンパクトさが最大の魅力。映画やドラマの細部までクリアに映し出し、色彩も豊かで大画面での迫力を存分に味わえます。
特に大画面での鑑賞にこだわる方や、最新の4Kコンテンツを楽しみたい方には間違いなくおすすめのモデルです。
一方で、「そこまで4K映像にこだわらない」「予算を抑えたい」という方には、同シリーズのフルHDモデルも選択肢に入ります。フルHDでも十分に美しい映像が楽しめ、日常のVOD視聴やゲームには十分なクオリティがあります。軽量で価格も抑えめなので、初めてプロジェクターを導入する方や気軽に使いたい人にぴったりです。
テレビの代わりとして検討しているなら4Kモデル。予算を抑えながら高性能なプロジェクターを導入したい方にはフルHDモデルがおすすめです。

まとめ:XGIMI HORIZON Pro 4Kはテレビ代わりになるか?

総評
XGIMI HORIZON Pro 4Kは「テレビ代わり」として十分に実用的
結論として、XGIMI HORIZON Pro 4Kは「テレビ代わり」として十分に実用的であり、特にVODサービスを中心に楽しみたい方には非常におすすめできる製品です。
4K対応で高輝度な映像は昼間の明るい部屋でも比較的鮮明で、壁への直接投影でも美しい画質を実現。Android TV搭載によりYouTubeやPrime Videoなどの主要な動画配信サービスを単体で手軽に視聴できるのも大きな魅力です。
オートフォーカスや台形補正といった自動調整機能により設置や移動の手間が少なく、一人暮らしや限られたスペースでの使用にも適しています。
一方で、暗いシーンでは眩しく感じる場合もあるので、必要に応じて明るさの調節が必要ですが、これを踏まえてもトータルの満足度は非常に高く、既存のテレビに代わる新しい選択肢として十分に価値があります。
スペースの節約や大画面でのVOD視聴を重視する方には、ぜひ候補に入れてほしいプロジェクターです。セールで割引されていることもあるので、ぜひおトクに手に入れてください。
