【海外旅行用リュック比較】グレゴリーコンパス40ではなく、カリマートリビュート40を選んだ理由


こんにちは。海外ひとり旅を予定している るいとー です。
今年はシンガポールへ3泊5日の旅行を予定していますが、それにあたって重要なのがカバン選び。
身軽に動きたいということもあって、スーツケースは利用せず、40lのリュックをメインのバッグにすることを決めました。
調べに調べ、そして悩み、最終的に残った候補がこの2つ。
- GREGORY COMPASS40(グレゴリーコンパス40)
- KARRIMOR tribute40(カリマートリビュート40)
どちらも40Lで機内持ち込み可能なサイズ感で、海外旅行のメインバッグとして使える実力派。
デザインや機能面でも魅力があり、正直なところ最後までかなり悩みましたが、最終的に選んだのはカリマーのtribute40。
実店舗で実際に背負い比べてみたときのフィット感と、アウトドア感をほどよく抑えた上品な見た目で、様々なスタイルにも合わせやすいところが最終的な決め手となりました。
その他にも見た目の好みや細かい使い勝手など、いくつかの理由がありましたので、この記事では両者の比較と、カリマーを選んだ理由について詳しくお伝えしていきます。
海外旅行用のリュックを検討している方の参考になれば幸いです。

カリマートリビュート40を選んだ理由

今回の海外旅行では、リュックをメインのバッグとして使用することにしたため、機内持ち込み可能なサイズでありながら、収納力のあるものを選ぶことが大前提でした。
そこで検討したのが、容量40Lというサイズ。大きすぎず小さすぎない、絶妙なバランス感があり、自分の旅のスタイルにもぴったりだと感じました。
40Lリュックの中にもさまざまなモデルがある中で、最終的に「カリマー tribute 40」を選んだ理由は、以下の7つです。
このリュックは、40Lという大容量でありながら機内持ち込み可能なサイズに収まっており、海外旅行にも安心して使える仕様です。それでいてバックパッカー感のないすっきりとしたデザインは、旅先でも街中でも違和感なく使えると感じました。
収納面では、ポケットが豊富で荷物の整理がしやすく、内部は視認性の高い明るいグリーンで統一されているのも好印象。

メイン収納はスーツケースのようにフルオープンできる仕様になっており、衣類などのかさばる荷物もスマートに収まります。
さらに、旅行中に壊れてしまうと困るため、作りの丈夫さや質感の良さも重視していましたが、このリュックはしっかりとした縫製と素材で安心感がありました。
長時間背負う場面も想定し、実店舗で試着したところ、体や腰へのフィット感が高く、背負うと実際よりも軽く感じる点も決め手に。
また、収納可能なウエストベルト付きで、必要なときだけ引き出せる設計も魅力。腰に負担をかけたくない自分にとっては、大きな安心材料。
アウトドア感をほどよく抑えた上品な見た目で、様々なスタイルにも合わせやすいところが最終的な決め手となりました。

候補に残ったグレゴリーコンパス40について
実は最初に購入しようとしていたのはグレゴリーのコンパス40。
こちらも機内持ち込み可能なサイズで、高い収納力のあるリュックとして魅力的。容量40Lというサイズに決めてからは、しばらくグレゴリー コンパス40でほぼ決まっていました。
グレゴリーコンパス40の特徴は次の7点。
このリュックの特徴はなんと言っても本体重量の軽さ。
容量40Lと高い収納力を備えながら、約950gという軽量さを実現しており、長時間の持ち運びにはとても助かるポイントに感じています。
また、収納部分へアクセスするジッパーは全て背面側に集約されており、高い防犯性を兼ね備えています。
海外旅行において防犯対策は必須事項。私はどちらかと言えば心配性なので、防犯性の高さはとても魅力的に感じていました。
バッグ下部には靴を収納するためのポケットが独立しているので、汚れが気になるアイテムをメインのポケットと分けて収納することができるので、とても便利。
購入に踏み切れなかった理由は、縦長なシルエット、背面に集まったポケットの使い勝手に不安があったこと。そして、頭の片隅にずっとカリマートリビュート40の存在があったことも大きく影響しています。
カリマートリビュート40とグレゴリーコンパス40の比較
ではここから、悩みに悩んだ2つのリュックをそれぞれ比較していきます。
まずはそれぞれのスペックから。
スペック・仕様比較
公式価格だけを見るとカリマートリビュート40の方がお安く購入できます。
本体のサイズ感はグレゴリーコンパス40の方がやや大きく感じられる印象ですが、本体重量はこちらの方が軽量となっています。
グレゴリーコンパス40にはウエストベルトが付いていません。しかし、専用のシューコンパートメントが付属しているというメリットがあります。
んーーどちらも一長一短で非常に悩ましいですね。
次は気になるポイントごとにそれぞれ比較していきます。
見た目のデザインから感じられる印象
どちらもスマートで洗練された印象のあるユニセックスなデザインで、男女問わず使えるリュックです。
ただし、実際に見比べてみると、それぞれにわずかな個性が感じられました。
カリマートリビュート40は、丸みを帯びたフォルムと柔らかな雰囲気があり、どこか女性的な印象。一方で、グレゴリーコンパス40は直線的でシャープなデザインのため、よりシンプルで男性的な印象を受けました。
実際に店舗で両方を見比べてみると、コンパス40は写真で見るよりも質感が高く、高級感もあって好印象でした。
ただ、背負ってみると縦にやや長く感じられ、そのシルエットが少し気になる点に。
一方で、トリビュート40はフォルムの収まりが良く、背負ったときのバランスやフィット感が自分にはしっくりきました。
実際の背負心地を比較
名古屋旅行中にアウトドア用品店を訪れ、実際に2つのリュックの背負い心地を比較してみました。
本体重量だけで見ると、グレゴリーコンパス40の方がトリビュート40より軽量です。手に持ったときには確かにその差がはっきりと感じられました。
しかし実際に背負ってみると、重さの違いはほとんど気にならず、むしろトリビュート40の方が軽く感じられるほどでした。
これは、自分の体にしっかりフィットする構造と、ウエストベルト・チェストベルトによる安定感の高さが大きいと思います。長時間背負っていても疲れにくく、安心感のある背負心地でした。
一方で、コンパス40は確かに軽く、背負い心地も悪くはないのですが、ウエストベルトが付いていない点が少し気になりました。また、体へのフィット感もやや劣る印象で、個人的にはトリビュート40の方が相性が良く感じました。
防犯性能で比較
防犯性に関しては、グレゴリーコンパス40の方が一歩リードしている印象です。
というのも、ジッパーがすべて背面側に集約されており、背負っている状態では開けにくい構造になっているため、スリなどの被害を受けにくい設計になっています。特に海外旅行ではこのような点が安心材料になります。


一方で、カリマートリビュート40にも防犯面での工夫があります。メイン収納とバックパネルコンパートメントには、ロッカブルジッパーが採用されており、ダイヤル式のワイヤーロックなどを簡単に取り付けられる仕様になっています。これは荷物を預けたり、リュックから離れるシーンではとても便利です。
なお、コンパス40にはロッカブルジッパーが付いていないため、その点ではトリビュート40に軍配が上がります。
総合的に見ると、「盗まれにくい構造」で優れているのはコンパス40、「鍵をかけて守る仕組み」で優れているのはトリビュート40という評価ができます。
荷物の出し入れのしやすさや使い勝手
どちらのリュックもメイン収納はフルオープン仕様となっており、衣類やかさばるアイテムの整理・収納がしやすい点は共通しています。
しかし、荷物の出し入れのしやすさという点では違いが見られます。
グレゴリー コンパス40は、クイックアクセスできるトップポケットがあるものの、メイン収納部のジッパーがすべて背面側に集約されている設計のため、防犯面では優れていますが、移動中にサッと荷物を取り出すのがやや難しい印象があります。
一方で、カリマー トリビュート40は
- 気軽に開閉しやすいメイン収納
- アクセスしやすいトップポケット
- ファスナー付きのバックパネルポケット
- 整理に便利なフロントポケット
- 飲み物や折りたたみ傘を収納できるサイドポケット(ワンドポケット)
など、利便性に優れた収納が複数用意されており、移動中の使いやすさが際立ちます。
そのため、防犯性よりも使い勝手を重視するならトリビュート40に軍配が上がりそうです。
悪天候時への対応力

旅行中には突然の雨や悪天候に見舞われることもあるため、リュックの悪天候への対応力も重要な比較ポイントとなります。
グレゴリー コンパス40は、撥水効果が期待できる素材感ではあるものの、生地が軽量でやや薄いため、水が染み込む可能性も懸念されます。
実際に使用する際は、別途レインカバーや折りたたみ傘などで対策をしておくと安心。本体下部には独立したポケットがあり、汚れた衣類や濡れたアイテムを分けて収納できるため、悪天候時にも便利に使えると感じました。

一方で、カリマー トリビュート40は本体に撥水加工はされていないものの、専用のレインカバーが標準で付属しており、内部にはその収納ポケットも用意されています。
別途準備する必要がなく、必要なときにすぐ取り出せる点で、悪天候への対策がしっかりと考えられている印象でした。
内部のカラーの違い

その他の細かなポイントとしては、リュック内部のカラー仕様の違いが挙げられます。
カリマー トリビュート40は明るいグリーン、グレゴリー コンパス40はオレンジで、それぞれ内部の視認性を高める設計となっています。
どちらも使いやすさという点では優れており、最終的には好みの問題になりますが、個人的にはトリビュート40のグリーンの方がより好印象でした。
トリビュート40がおすすめな人
カリマーのトリビュート40を購入するのにおすすめな人をまとめます。
- 収納力と整理のしやすさを重視する
- バックパッカー感を出したくない
- 背負い心地を大切にしたい
- ウエストベルトが欲しい
- ロック対応のジッパーで防犯性を確保したい
- できるだけ出費を抑えたい
カリマーのトリビュート40は、収納力と整理のしやすさを重視したい人にぴったりのリュックです。スーツケースのようにフルオープンできる構造や、豊富なポケットが用意されており、荷物の管理がしやすい点が魅力。
また、すっきりとしたシルエットで、いわゆる「バックパッカー感」が出すぎないデザインなので、旅行だけでなく日常使いにもなじみやすいのが特徴。背負い心地にも定評があり、実際に背負ってみると体へのフィット感が高く、重さを感じにくくなっています。
腰への負担が気になる人には、収納可能なウエストベルトも嬉しいポイント。しっかりと固定することで安定感が増し、長時間の移動にも安心して使えます。
セキュリティ面でも、メインコンパートメントなどにロック対応のジッパーが採用されており、簡単にワイヤーロックを取り付けられる設計になっています。さらに、標準でレインカバーが付属しているので、急な天候の変化にも対応可能です。
実用性とカジュアルさを両立させたい方にぴったりのリュックです。

こんな人にはコンパス40もおすすめ
グレゴリーのコンパス40がおすすめな人をまとめます。
- 軽量で移動の負担を減らしたい
- シンプルで上質なデザインを好む
- 防犯性能を重視する
- 靴をよく持ち運ぶ
- アクセスしやすいPC収納がほしい
グレゴリーのコンパス40は、特に防犯性能や軽量さを重視する人におすすめです。
ジッパーがすべて背面側に集約されていることで、海外旅行中の安心感が大きく、貴重品を守るための工夫が施されています。
外部から直接アクセスできるPC専用コンパートメントのおかげで、移動中の出し入れもスムーズ。
さらに、本体下部にはシューズ用の収納スペースがあり、靴を持ち運ぶ機会が多い方には非常に重宝する機能です。
デザインがシンプルで無駄がなく、男性でも女性でも使いやすい形状。シンプルながらも上質感のある作りは、さりげなく高級感も感じる印象です。
シンプルでミニマルなデザインを好みつつ、防犯性や軽量性を重視したい方におすすめです。
海外旅行用リュックの比較まとめ

旅行に適したリュックを選ぶ際には、収納力・防犯性・背負い心地・デザイン・利便性といったさまざまな要素を総合的に考える必要があります。
今回比較した「カリマー トリビュート40」と「グレゴリー コンパス40」は、どちらも機内持ち込み対応サイズながら大容量を備えた優秀なリュックです。
トリビュート40は、より身体へのフィット感や背負い心地を重視したい方、日常使いにもなじむ落ち着いたデザインを求める方、レインカバーや多機能ポケットといった細かい装備を重視する方に向いています。
一方のコンパス40は、防犯性やPCの取り出しやすさ、シューズコンパートメントなど、実用性を重視する方におすすめのモデルです。デザインもシンプルで、ビジネスカジュアルな用途にも使いやすい印象を受けました。
どちらも海外や国内旅行を快適にサポートしてくれる心強い選択肢ですので、自分の旅のスタイルや持ち運ぶ荷物の傾向に合わせて、最適なリュックを選んでみてください。
この記事が旅行用リュック選びの参考になると嬉しいです。

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