【5年使用レビュー】Aer Flight Pack2は3WAYで万能だけど旅行時にはやや不安なバッグパック

今回は約5年ほど使用してきたバックパック「Aer Flight Pack2」を紹介します。
Aer Flight Pack2を購入したきっかけは、Macbookpro16インチを収納できるバックがほしかったから。結果的に期待通りに収納することができて、PCの持ち運び用バッグパックとして役立ってくれました。
だいぶ遅いレビューとなりましたが、先日名古屋ひとり旅用のメインのバッグとして使用したので、その使用感も含めてまとめていきたいと思います。
現在では収納力も改善され、より多機能化された新モデルのAer Flight Pack3も発売されているので、そちらとの違いも含めて紹介します。バッグパック選びに悩まれている方の参考になると嬉しいです。

Aer Flight Pack2を購入したきっかけ
Aer Flight Pack2を購入したきっかけは、16インチPCを収納できるバッグパックが欲しかったから。
16インチのノートパソコンが収まり、日常使いしやすいサイズ感のバッグがなかなか見つからなかったため、徹底的にバックパックをリサーチしました。
その中で最終的に選んだのが「Aer Flight Pack2」
決め手はコンパクトなサイズ感でありながら16インチサイズが収まる抜群の収納力。シンプルで魅力的なデザイン。3WAY仕様で様々な持ち方に対応でき、体への負担も軽減できそうな点も魅力に感じました。
また、当時は移動が多かったので、スーツケースに固定できるベルトがあったのも大きなポイント。
日常的に使えるコンパクトなサイズ感で、大きなノートパソコンが持ち運べる機能性は、当時の私にとってぴったりの選択肢でした。
Aer Flight Pack2の基本スペックと特徴

Aer Flight Pack2はトラベルワーク用にデザインされた 3WAYのバックパック。
用途に応じてバックパック、ショルダーバッグ、 ハンドル付きのブリーフとしても持ち運び可能で、 マルチポケット仕様で様々なアイテムを収納可能となっています。
スペック・技術仕様
- 製品名称:Aer Flight Pack2
- サイズ:幅約30.5cm×高さ約46cm×マチ約13cm
- 容量:18L
- 重さ:1120g
- 素材:1680D コーデュラバリスティックナイロン(外部)
外観デザインと収納力をチェック
外観デザイン

Aer Flight Pack2は16インチのノートPCを収納できますが、コンパクトな見た目が日常でも使いやすいです。
3WAYという機能性を備えながら、とてもシンプルでスタイリッシュな見た目が好印象。

ブリーフィングバッグとしても利用できる持ち手付きの四角い形状で、横置きでもすっきりとまとまります。

持ち手部分がしっかりとしていてとても持ちやすい。

それでいて持ち手部分は左右に分離できるので、メイン収納へのアクセスも容易。

ショルダーバッグとして使用するための、ショルダーストラップが付属します。

Aerのロゴがさりげなくデザインのアクセントに。

ジッパー部分はワイヤーを通してロックすることが可能なので、旅行先でも安心。

バッグの左側面には、開閉式のドリンクホルダーが搭載。
使用しないときには閉じておくことで、機能性を維持しながらデザインもよりすっきりとした印象に。

背面はキャリーケースに固定するためのスリットが空いています。キャリーケースに簡単に横置きすることができて大変便利。
ショルダーストラップは背面上部のファスナーポケットに収納することが可能で、ブリーフィングバッグとして利用するときに役立ちます。
バッグの収納部分

前面の収納部分は複数のポケットで仕切られており、ポーチなどを使用しなくとも、バッグ内で整理しやすいようになっています。

結構マチがあるので、ヘッドホンなどのかさばるガジェットも意外と収まります。

メインのポケットはこのような感じ。
16インチのPCが収まるポケットと、タブレットなどを収納するポケットがそれぞれ独立しています。
反対側にもポケットが二つ備わっています。

バッグパックの上部には別でポケットが備わっており、アクセスしやすいというメリットがありながら、外部からは視認しにくい形状となっているので防犯性も高く使いやすいです。
5年使って感じたリアルな使用感と旅行時の使い勝手
日常使いでの使用感
Aer Flight Pack2を長期で使用してきて感じている一番のポイントは質感の高さ。
5年経ってもなお、新品同様の見た目とクオリティを維持しています。
バリスティックナイロンの上質な手触りに加え、スムーズに開閉できるジッパー、そして細部に至るまで丁寧に作られたパーツ類。どれをとっても、私が所有しているバッグの中で最も質感の高いバッグだと実感しています。
コンパクトな見た目ながら、16インチサイズのノートパソコンが収納可能なので、日常的な持ち運びでも利用しやすかったです。
また、PCスペースとは別でタブレット収納用のスペースがあったのも個人的には嬉しいポイントでした。
3WAY仕様に関しては、基本的にはバッグパックとして背負うことが多くなりますが、ちょっとした電車内での移動や、仕事先にはブリーフバッグとして訪問するという使い方ができたのでとても便利に感じます。
正直ショルダーバッグとして使ったのはほんの数回程度ですが、バッグパックにいろいろと詰め込みすぎて体への負担が気になっていた時に、ショルダーバッグのスタイルに切り替えることで、気になっていた体への負担を軽減することができました。
長時間重いバッグを背負っていると両肩への負担も気になってくるので、状況に応じて持ち方を変えられるのは便利に感じます。
ただ、毎回ショルダーストラップを持ち歩くのも面倒になってしまい、ほとんどバッグパックかブリーフバッグでの使用が多かったです。
ちなみにブリーフバッグの持ち手部分はかなり持ちやすくとても快適な使用感。ボタンで簡単に分離できるので、メインコンパートメントの開閉にも配慮された設計となっています。
もっと書きたいことはたくさんありますが、かなり長くなってしまいそうなので、次は旅行時の使い勝手についてまとめていきます。
総じて日常使いでは大満足のバックパックです。
旅行時の使い勝手

はっきりと言ってしまうと旅行用には向いていない。使用するとしても1泊2日が限界に感じています。
というのもAer Flight Pack2の容量は18L。旅行用にはやや物足りない容量に感じます。
また、パソコン収納やガジェット収納に重点を置いて設計されているせいか、メイン収納部分の収納力がかなり弱いです。
そのため、旅行時には着替えやかさばるアイテムが収納しにくくなっており、収納や取り出しがかなり窮屈になる印象。
商品名にFlight Packとあることから、数日の旅行でも活躍してくれることを期待していましたが、実際に使ってみると、バックパック単体での旅行では不安を感じる使用感でした。


直近では名古屋のひとり旅でメインのバッグパックとして使用しましたが、1泊2日でも着替えや洗面用品、そのほか必要なガジェットアイテムを詰め込んだら、それだけで容量がいっぱいになってしまいました。
バッグインバッグとして、ショルダーバッグを収納することもできましたが、バッグの形も変わってしまうくらいかなり窮屈な使用感。
旅行ではお土産を買うこともあると思いますが、お土産を収納できるスペースはありません。
なので1泊2日の旅行だとしても、荷物を厳選できない限り、旅行用のバッグとしてはおすすめできません。
ただ、一つ例外があり、それがキャリーバッグと組み合わせて使用すること。

Aer Flight Pack2は、背面にキャリーバッグのハンドルに通せるスリットが付いているため、横向きに載せて固定することができ、移動時も安定して持ち運べます。
キャリーバッグにパソコンを収納できるスペースもありますが、衝撃のかかりやすいキャリーバッグにパソコンなどの電子機器を収納するのはやや不安を感じます。また、飛行機を利用する際は機内への持ち込みを考えると、ほかのバッグも必要になってきます。
こういった場面でAer Flight Pack2は本来の持ち味を生かすことが可能。欠点の収納力はキャリーバッグに任せることで、ノートPCや厳選したアイテムを持ち運べる万能なバッグパックとして使用できます。
私自身も長期の旅行や移動ではキャリーバッグと組み合わせて使用することが多く、かなり便利な組み合わせに感じています。キャリーバッグへの固定も容易で、横向きに置けて安定性も高いので安心です。
まとめると、バックパック単体での旅行にはやや不安が残るものの、キャリーバッグと併用する前提であれば、旅行用バッグとして非常に優秀です。
Aer Flight Pack2のメリット・デメリット

Aer Flight Pack2を実際に使用して感じたメリット・デメリットについても紹介します。
日常的にノートパソコンや厳選したアイテムを持ち運ぶ際には高いメリットを感じるバッグパックです。
しかしその反面、旅行時には収納力の低さをデメリットと感じる場面が多くなります。
Aer Flight Pack2と3との違い

現在ではAer Flight Pack3として販売されているので、今回紹介している2との違いを調べてみました。
製品名称 | Aer Flight Pack2 | Aer Flight Pack3 |
サイズ | 高さ46×幅30.5×マチ13cm | 高さ46×幅30.5×マチ14cm |
容量 | 18L | 20L |
重さ | 1,120g | 1,540g |
3の方が容量が少し上がり、今回指摘した旅行時での容量不足もアップデートされて使いやすくなっています。
そのほか背面のクッションやチェストストラップが加わったりと、バッグパックとしての持ち運びの利便性がさらに向上。
ただし、ブリーフバッグとして使用する持ち手部分が、ボタンで束ねる簡易的な形状となっているので、この点は2の方が持ちやすいと思います。
おそらくメインコンパートメントへの干渉を最小限に抑えるための設計だと思いますが、そのぶん持ち手の使い勝手が犠牲になっています。利便性とスマートさを両立させる中での工夫とも言えますが、ここは一長一短に感じました。
まとめ│Aer Flight Pack2は日常使いに最適だが旅行時にはやや不安

総評
3WAYで日常使いに最適!ただし旅行時はサブバッグがあると安心
Aer Flight Pack2は、3WAY仕様で非常に汎用性が高く、日常使いとしては申し分のないバッグパック。
特に16インチのノートパソコンが収まる収納力や、バリスティックナイロンの高品質な仕上がりは非常に魅力的で、3WAY仕様で体への負担を軽減しつつ使える点が大きな利点と言えます。
ただし、旅行時には不安が残る結果に。
特にバッグパック単体での使用の場合、収納スペースに制限があり、旅行中の荷物をすべて収納するのは難しいと感じました。そのため、旅行時にはキャリーバッグなどのサブバッグとの併用をおすすめします。
総じて、Aer Flight Pack2は日常使いに非常に適したバッグですが、旅行用としては少し物足りなさを感じる部分もあります。それでも、日常的な使い勝手は抜群で、長期間使い続ける価値があるアイテムです。
今では収納力も改善され、より多機能化された新モデルのAer Flight Pack3が発売されているので、Aerのバッグパックが気になる方は、ぜひ新モデルもチェックしてみてください。
