シンガポール・チャンギ空港T2「アンバサダートランジットラウンジ」利用レビュー|出発前の静かなひととき

シンガポール・チャンギ国際空港ターミナル2にある「アンバサダートランジットラウンジ」は、プライオリティパスが利用できる24時間営業のラウンジです。
シンガポール旅行中に実際にこのラウンジを利用してみたので、雰囲気やサービス、設備の使い心地などを詳しくレビューします。
結論としては、同じターミナル2にある「SATSプレミアムラウンジ」の利用をおすすめしたいというのが正直な感想ですが、アンバサダートランジットラウンジも出発までの待機場所として便利に使えました。
出発までの休憩スポットや、ターミナル2で使えるラウンジの雰囲気を知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
アンバサダートランジットラウンジT2の基本情報

アンバサダートランジットラウンジは、シンガポール・チャンギ空港のターミナル2(T2)に位置する、プライオリティパス対応のラウンジです。
24時間営業で、深夜・早朝のフライトにも対応しているのが大きな特徴。
無料Wi-Fiやシャワー、ビュッフェ、ソフトドリンクの提供など、出発前にリフレッシュできる基本設備が整っており、静かに過ごしたいトランジット中の利用にもぴったり。
座席数もそれなりに多く、混雑時でも比較的ゆったりと座れる印象です。
- 所在地:シンガポール・チャンギ国際空港 第2ターミナル 制限エリア(Level3)
- 営業時間:24時間営業
- 利用条件:最長3時間 / 6歳未満のお子様は入室無料
- 食事:ビュッフェ形式
- シャワー:あり
- Wi-Fi:あり
- アルコール:午前6時から午前0時の間のみ

プライオリティパスと搭乗券を提示することでスムーズに入室することができました。
アンバサダートランジットラウンジT2へのアクセス方法

場所は少し分かりづらいのですが、出国ゲート通過後右側(F60方面)にあるエスカレーターで上がった先にあります。

エスカレーターを使用した上階にあることを知らなかったので少し迷ってしまいました。


制限エリア内には他にもいくつかエスカレーターがありますが、ラウンジへ続くエスカレーターはこちらだけなので、間違えないようにご注意ください。

エスカレーターの隣にはおみやげショップがあるので目印になります。

ラウンジの近くには同じくアンバサダー系列の「アンバサダーホテル」や、プライオリティパスで利用できるリラクゼーション施設「TranSpa」も併設されており、空港での滞在をさらに快適にする選択肢が充実しています。

通路を挟んだ向かい側に、アンバサダートランジットラウンジがあります。

このエリアは人の流れも比較的落ち着いており、空港内にいながらも自然を感じられる、心地よい雰囲気が広がっていました。
ラウンジ内の設備と雰囲気をレビュー

ラウンジ内は座席も多く、それなりに広々としていました。


一人掛けソファタイプの座席には、USB経由で手軽に充電することができて便利です。

その他テーブル付きの座席など、種類が豊富です。

ラウンジ内には大きな扇風機が回っていて、常に空気が循環していました。
ただし、目の前の座席は直接風があたって居心地が悪いので注意。


ラウンジ内にはシャワールームも完備。

ドライヤーや大きな鏡も備えられており、身支度を整えるのにも十分な広さがあります。
清潔に保たれていて、深夜でも安心して利用できるのがありがたいところです。

その他有料で、ジムやベッドルーム・美容サービスを利用することもできます。
アンバサダートランジットラウンジT2のビュッフェメニュー

アンバサダートランジットラウンジT2の食事メニューは、SATSプレミアムラウンジと比べてしまうと物足りない印象もありますが、洋食からフルーツ・パン・ソフトドリンクなど、一通りは揃っていました。


フルーツやサラダなども。
りんごがそのまま置かれているのも海外らしさを感じます。

パンダンケーキやシュガードーナツ、その他クロワッサンなどの様々なパンが楽しめます。


ナチョスチップス?がありました。チーズかサルサソースをつけていただけます。
サンドイッチやチーズ類も置かれています。

味噌汁が置かれているのが個人的に高ポイント。

ソフトドリンクはこちらから。

紙コップでの提供となります。個人的には缶での提供のほうが嬉しかったなという感想です。
このあたりもやはりSATSプレミアムラウンジが優れています。
アルコール飲料の提供もありますが、提供時間は午前6時から午前0時の間のみとなっていて、深夜帯の時間帯には利用できないのでご注意ください。
まとめ│深夜便出発前の落ち着けるラウンジとしておすすめ

アンバサダートランジットラウンジT2は、24時間営業で深夜便や早朝便の前にも利用できる、静かで落ち着いた雰囲気のラウンジでした。
シャワーや無料Wi-Fi、各種座席など基本設備も充実しており、出発前に一息つきたいときにぴったりの場所です。
ただし、同じターミナル2にあるSATSプレミアラウンジと比べると、食事の内容や提供スタイルではやや見劣りする印象もあり、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
ゆったりとリラックスしたい方や、食事も重視する方には、SATSプレミアラウンジの利用をおすすめします。
一方で、出発までの待機時間が長いときや、シャワーを浴びてさっぱりしたいタイミングなどには、このアンバサダーラウンジも非常に便利です。
座席の種類も豊富で、自分に合ったスタイルで過ごせるのも魅力のひとつ。用途や時間帯に合わせてうまく使い分けてみてください。

ラウンジ利用はプライオリティパスがおすすめ

空港ラウンジを快適に利用するならプライオリティ・パスがとても便利です。プライオリティ・パスがあれば今回ご紹介したアンバサダートランジットラウンジをはじめ、多くの国内外のラウンジを追加料金なしで利用できます。
プライオリティ・パスは通常、高額な年会費がかかりますが、クレジットカード付帯のサービスを利用すればカード年会費のみで利用できます。
おすすめは年会費が特に安い楽天プレミアムカード。年11,000円(税込)のカード年会費で、通常5万円以上するプライオリティパスのサービスを年5回まで無料で利用できます。
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