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愛犬との別れ│未来の自分へ

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るいとー

愛犬が旅立った。

犬種はポメラニアン。年齢は17歳。人間に換算するとと85歳~くらい。長生きしたほうかもしれませんが、まだ元気だったので受け入れることはできていません。

昨年の夏頃から体調が悪くなり、少しずつ覚悟していましたが、想像を超えるショックで正直耐えられません。心にぽっかりと大きな穴が空いている感覚です。

旅立つ数日前に実家から連絡があり、急いで帰りました。以前もこんな状況から元気に回復してくれたので、心配しつつも希望をもっていました。

しかし、今回はてんかん発作による痙攣が長引き、体への負担が大きかったみたいです。帰宅した翌日には旅立ちました。

2日前にご飯を2日分食べたみたいですが、会う時間をくれたんだと思います。

最後は幸いにも見送ることができましたが、まさか本当に亡くなってしまうとは思っておらず、言葉にできないほどのショックを受けました。人生で、これほど辛い経験は初めてです。「人はこんなにも涙を流せるのか」と、自分でも驚くほど、泣き続けてしまいました。

亡くなったあとも、まるでまだ生きているようで、信じられず、信じたくもない気持ちです。

痙攣の影響で口が麻痺してしまい、寝たきりで口を動かすことも難しかったはずなのに、最後には力強く吠えてくれました。

もう声を聞けることはないと思っていたので、本当に嬉しかったです。きっと、最後の力をすべて振り絞って伝えようとしてくれたんだと思います。吠え終わってほんの数秒後、静かに旅立ちました。

その力強い姿に胸を打たれました。伝えたい気持ちがちゃんと届いてきました。私も全力で感謝の気持ちを伝えました。本当に、本当にありがとう。

最後はまるで魂が抜けていくようで、細くなっていく目、反らすように伸びていく体、初めて見るその様子に、死が近づいていることを悟りました。そっとお腹に手を当てると、それまでしっかりと感じていた鼓動が、ふっと消えていました。きっと天国へ向かったんだと思います。

たくさんの病気にかかりながらも、奇跡のような回復を繰り返し、何度も私たちのもとへ戻ってきてくれました。

「20歳まで一緒にいられたら嬉しいね」なんて家族で話していたけれど、もう十分すぎるほど頑張ってくれました。

散歩が大好きな子でした。自由に歩けなくなった時は、きっと辛かったと思います。それでも、医者から「もう歩けない」と言われても、外に出れば自分の足でしっかり歩いていました。本当に強くて立派な子でした。

正直、もう何を書けばいいのか分かりません。こうして言葉にしていることが現実だと、まだ受け入れられず、ただただ逃げ出したい気持ちです。

ブログも仕事も、しばらく休もうかとも思いました。でも、一度止まってしまったら、もう戻れなくなってしまいそうで…。それに、最後に約束したんです。「頑張って生きる。仕事も頑張る」って。

だから、辛くても進むしかない。あの子がずっと元気をくれていたから。

どれだけ悲しくても、受け入れるしかありません。

この世界は本当に残酷だと感じる瞬間もありました。でも、そのぶん、たくさんの幸せもくれました。

一生忘れることなんてできませんし、忘れるつもりもありません。私が旅立つその日まで、毎日ずっと、想い続けます。

心からの敬意と感謝を込めて。

「大好き。ありがとう。」

未来の自分へ

会いたい。匂いを嗅ぎたい。触りたい。撫でたい。抱きしめたい。遊びたい。声を聞きたい。きっといつまでも色々な感情で溢れている。

もうだめだと思ったら思い出して。

あの子は最後まで全力で生き抜いた。力強く吠え続けた。どんなに無理な逆境にも立ち向かった。不可能を可能にしてみせた。奇跡をみせてくれた。

きっといつかまた会えると信じよう。見守ってくれていることを感じよう。

そしてあの子のように強く生きよう。

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