【レビュー】Pulsar X2H Mini│軽量で手頃な大きさが魅力のゲーミングマウス

PC用のマウスは普段どんなものを使っていますか?
私はこれまで、PC作業用に「ロジクールMX Master 2S」を使ってきました。Bluetooth対応でカスタマイズできる7つのボタン、最大3台まで接続可能、そして手に馴染むフィット感など、多くのメリットがあり、とても気に入って使用していました。
ただ、ひとつ気になる点があります。それが「大きさ」と「重さ」です。
一般的なマウスの重さは60~120g程ですが、MX Master 2Sは約150g。決して重いというほどではないものの、本体の大きさも相まって、手首に負担がかかることが気になり始めました。
そこで、軽量で手頃な大きさのマウスを新たに購入することに。それが、今回紹介する「Pulsar X2H Mini」です。
本体重量は実測53gと非常に軽く、操作性も良い手頃な大きさ。手首への負担も大きく改善され、PC作業はもちろん、APEXなどのFPSやPCゲームも快適にプレイできるようになりました。
この記事で、Pulsar X2H Miniを実際に使用した感想と、軽量で手頃な大きさのメリットについて詳しく紹介していきます。

Pulsar X2H Miniの概要

Pulsar(Pulsar Gaming Gears)は、ハイテク製品をより良いコストパフォーマンスで消費者に提供することを使命とし、2020年に新たに設立された韓国のeSportsギアブランドです。
今回紹介するPulsar X2H Miniは、オリジナルのX2に比べて軽量で、より高いハンプデザインが特徴です。
スペック・技術仕様
項目 | 内容 |
---|---|
製品名称 | Pulsar X2H Mini |
本体重量 | 52g(+-1g) |
大きさ | 幅62x高38x奥行115.6mm |
センサー | 光学式 |
接続形式 | 有線 / 無線(ワイヤレス) |
ボタン数 | 5ボタン |
接続端子 | USB-C |
付属品 | Wireless Receiver adapter x 1 Wireless Receiver x 1 USB-C Cable x 1 |
Pulsar X2H Miniのレビュー
パッケージ内容

- マウス本体
- Wireless Receiver adapter x 1
- Wireless Receiver x 1
- USB-C Cable x 1
必要なものが一通り揃っているので、有線/無線どちらもすぐに使用できます。


付属のアダプターなどもホワイトカラーで統一されていて嬉しい。


4K Wireless Dongleも別途購入していますが、こちらはカラーがブラックのみなのが残念。
軽量で手頃な大きさが魅力の外観

Pulsar X2H Miniは軽量で手頃な大きさが魅力。今回購入したのはホワイトモデル。
スタイリッシュな形状がホワイトカラーとの相性が良く、愛着が湧く美しい見た目。

本体左側にはサイドボタンを2つ配置。親指で押しやすい位置にあります。通常操作にも支障のない使用感。
近くに電源ランプも配置されており、バッテリーが少なくなると赤く点滅して知らせてくれます。

本体右側にはボタンなどは特になくシンプル。

接続端子はUSB-C。今まで使用していたマウスの端子がmicroUSBだったこともあり、かなり嬉しいポイント。
USB-Cだと上下の向きを気にせず接続することができて、充電もスムーズ。

本体後方はこんな感じ。
X2Hはより高いハンプデザインが特徴で、手へのフィット感もかなり高いです。

上面はシンプルにマウスボタンとマウスホイールのみの構成。

Pulsar X2H Miniは裏面から見た構造が特徴的。中がほぼ空洞になっています。
これにより本体重量の軽量化を実現しています。
使用感と操作性

本体重量が53gと、以前と比べて約3分の1の重さになったので、マウス操作が格段にしやすくなりました。
今までマウスには機能性を重視してきましたが、今回で分かりました。
軽量マウスは正義。
この快適さを体感してしまうと、他の重いマウスは使いたくありません。

Pulsar X2H Mini使用後に以前のロジクールMX Master 2Sを使用してみても差は歴然。MX Master 2Sは、数分の使用でも手首への負担が気になりました。
手頃な大きさも絶妙で、PC操作時のかぶせ持ちがしやすいです。FPSやPCゲーム時はつかみ持ちになることが多いですが、こちらも快適。
高いパンプデザインが、様々な持ち方にフィットしてくれる印象です。
似たモデルでX2V2miniがありますが、こちらは後部の高さが低め。どちらを購入するのか悩みましたが、私にはX2HMiniの手頃な大きさがフィットしました。
つかみ持ちをする場合は、後部の盛り上がりのおかげで安定するので、X2H Miniがかなりフィットすると思います。
FPSやPCゲームをワイヤレスでプレイしても、遅延は全く感じず、有線と変わらない使用感です。
軽量なのでゲームの操作性も向上。軽量マウスは今まで使用したことがなかったのですが、ここまで使用感に差が生まれると思っていませんでした。
複数ボタン搭載のマウスや、トラックボール型のマウスなど、便利なマウスはたくさんありますが、マウスにとっては重量も大切な機能の1つ。ゲーム用途だけでなく、PC操作時にも軽量化は大切だと実感しました。
快適な操作性を追求しているゲーミングマウスは、常に使用するPCデバイスとしても最適な選択肢に感じています。
カスタマイズ性と専用ソフトウェア

Pulsarのマウスは専用ソフトウェアを使用することで、様々なカスタマイズをすることができます。バッテリー残量の確認もできて便利です。

ボタンの割当は、好みのものを選ぶだけなので簡単。
私はサイドボタンに「前方・後方」をセットしており、ブラウジング時の「進む・戻る」用途としての使用頻度が高いです。

パフォーマンスメニューでDPIやポーリングレートの設定ができます。ポーリングレートが高い程、より精度の高いトラッキングが可能です。
私は別途「Pulsar 4K Wireless Dongle」を購入しているので4KHzまで使用できますが、電力消費が上がるので、FPSやPCゲーム時のみ使用するようにしています。
個人的には1kHzくらいがバッテリー消費と操作性のバランスが丁度良いです。

マクロメニューでマクロを作成することも可能です。

作成したマクロはボタンに割り当てることも出来るので、カスタマイズ性も非常に高いです。
Pulsar X2H Miniの大きさ

Pulsar X2H Miniの大きさについて、身の回りのものと見比べてみました。

173cmの男性が手に持つと、このような感じ。

Pulsar X2H Miniと以前使用していた「ロジクールMX Master 2S」との比較。
かなり小ぶりになった印象。

iPhone15pro(ケース付)との大きさ比較。

iPhoneSE第2世代との大きさ比較。

一般的なカードサイズとの大きさ比較。
Pulsar X2H Miniのメリット・デメリット

Pulsar X2H Miniのメリット・デメリットについても紹介します。
デメリット:バッテリー消費
Pulsar X2H Miniは最大で約100時間のバッテリー駆動が可能で、ゲーミングマウスとしては優秀な部類です。ただ、一般的なPC用マウスとして考えると、短めに感じます。
実際、以前使っていたロジクールのマウスの方がバッテリー持ちは優秀で、充電頻度の少なさにおいては一歩リードしていました。
購入当初は、別途購入した「Pulsar 4K Wireless Dongle」を使って、ポーリングレートを4KHzに設定していたため、バッテリーの減りがかなり早く感じました。
そのため、現在はポーリングレートを1KHzに設定して運用しています。これにより、バッテリーの持ちは大幅に改善され、今では充電頻度もそれほど気にならなくなりました。
ゲームのときだけ高レートにすれば、バッテリーを節約しながら、操作性の良さもしっかり体感できます。
Pulsar X2H Miniのまとめ

総評
軽量&コンパクトで快適な操作性、日常のPC作業からゲームまで幅広く活躍する万能マウス
Pulsar X2H Miniは軽量で手頃な大きさが魅力のゲーミングマウスですが、日常のPC作業でも快適に使える、実用性の高いマウスとして愛用しています。
特に手首への負担が少ない点や、カスタマイズ性の高さは大きな魅力。バッテリー持ちに関してはやや注意が必要ですが、ポーリングレートを調整することで十分カバー可能です。
- 軽いマウスを探している
- PC作業が多い
- FPSやPCゲームをプレイする
- デザイン性も妥協したくない
- 専用ソフトでカスタマイズしたい
ゲームはしないけれど、軽くて操作しやすいマウスを探している方にもおすすめ。PC作業が楽になり、手首にも優しいサイズ感が魅力です。
重めのマウスが合わないと感じている方や、小さめサイズのマウスを探している方には、ぜひ一度試してほしいモデルです。是非チェックしてみてください。


Source:jp.pulsar.gg