【1ヶ月使用レビュー】Nikon Zfc 16-50mmレンズキットを使って感じた魅力
これまで、街歩きや旅行ではコンデジやスマホで写真を撮っていました。
ただ、どちらも画質や操作性に少し不満があり、「旅先でさっと撮れるけど、もう少しきれいに残したい」という悩みも。
そんな中目に止まったのが、レトロなデザインが印象的なNikon Zfc。
実際に1ヶ月使ってみると、思った以上に軽快で扱いやすく、さっと構えて撮る楽しさを実感。
デザインだけでなく、撮影そのものの楽しさも補ってくれるカメラだと感じました。
この記事で、1ヶ月使って感じたZfcの魅力や使い勝手を詳しくレビューしていきます。

今回はGoopassのカメラレンタルサービスを利用しました。
Nikon Zfc 16-50mmを1ヶ月使って感じた魅力
デザイン・所有感

Nikon Zfcを手にしてまず感じたのは、やっぱり見た目の良さ。
フィルムカメラを思わせるクラシックなデザインは、持ち歩いているだけで気分が上がります。

ダイヤル操作の多い上部のデザインやレトロな質感のボディは、写真を撮らない時間でさえ楽しいと思わせてくれる存在。

軽量なボディのおかげでバッグに入れていても負担にならず、外出時につい持ち出したくなる魅力があります。
グリップのないボックス型デザインで、カメラの厚みが少ないのが嬉しいポイント。キットレンズとの相性も抜群です。
日常のスナップでも旅先でも、Zfcを構えるだけで気分が少し高揚するような所有感を感じられました。
操作性と軽快さ

ダイヤル中心の操作は直感的で、露出やシャッタースピードの調整が一目でわかるのがおもしろい。
撮りたいと思った瞬間にサッと設定を変えて撮れるのは、スナップ撮影では特にありがたいポイントです。

背面のボタンやメニューも必要十分で、特に不満に感じることもありませんでした。
左下の?が振られているボタンを押すことで、メニュー項目の詳細を表示してくれてとてもわかりやすかったです。







メニューや設定の分かりやすさも使っていて好印象でした。
最初は「項目が多いかな?」と思っても、実際に触ると必要な設定にすぐ辿り着けます。
よく使う項目は「マイメニュー」に登録しておけるので、AF設定やISO感度上限の切り替えなどもワンタッチで呼び出せて便利です。

普段使っているショルダーバッグにも余裕で収まるサイズ感で、気軽に持ち運べる軽快さが特に心地よかったです。
日常スナップでの使い勝手

日常スナップでの使い勝手はとても良好。
まず、ボディと16-50mmレンズの組み合わせがとにかく軽く、外出時に「とりあえず持っていこう」と思える気軽さがあります。
バッグに入れておいても重さを感じにくく、散歩中や買い物帰りでもサッと取り出せるので、カメラを持つ習慣が自然と増えました。
16-50mmレンズの焦点距離は日常スナップと相性がよく、広角寄りの24mm相当から標準の75mm相当まで、歩きながらの撮影にちょうど良い範囲をカバーしてくれます。大げさな構えにならず、自然体で撮れるのも気に入りました。
そしてなによりシャッター音の心地良さ。
シャッターをきったときの「カシャッ」という音が、日常スナップの撮影体験を大きく向上させてくれます。
この音を聞くために写真を撮っているのかと錯覚するほどに心地よいです。
上位モデルのZfが低音寄りで静かなシャッター音なのに対し、Zfcの軽やかでクリアな音は好みが分かれるところですが、私はとても気に入りました。
「ああ、今写真を撮っているんだ」と思わせてくれるZfcは、それだけで日常の撮影をより楽しいものにしてくれます。
旅カメラとしての実力と使用感
実際に旅行用カメラとして使ってみましたが、軽くて取り回しがよく、バッグからサッと取り出してすぐ撮れるので、移動の多い旅でもストレスがありません。
見た目のかわいさもあって、カフェや観光地でカメラを構えることに抵抗がなく、撮影そのものが楽しくなるカメラでした。
日常スナップでも使いやすいZfcですが、旅行のように撮り逃したくない場面が多い環境では、その軽快さと直感的な操作性がさらに活きてきます。
群馬旅行での活躍ポイントと作例
カラープロファイル:風景
明るさ:若干調整
色味:変更なし














群馬旅行では、自然・街並み・カフェと撮影シーンが幅広く、Zfcの軽快さがとにかく助かりました。
あいにく天候に恵まれずに撮影に苦労する部分もありましたが、サッと取り出して撮影に臨めるコンパクトさはとても快適。
木々の緑や街角の何気ない景色を自然な雰囲気のまま切り取れるのは、このカメラならではの魅力だと感じます。
Zfcらしい柔らかな色味とスナップにちょうどいい画角を活かして、旅行の撮影を心から楽しむことができました。
名古屋観光での撮影体験と作例
カラープロファイル:標準
明るさ:若干調整
色味:変更なし









名古屋観光ではZfcの取り回しの良さはもちろん、16-50mmキットレンズの便利さを改めて実感しました。
名古屋城の撮影では、同じ立ち位置からでも 広角〜標準域までしっかりカバーでき、その場の雰囲気から建物全体までスムーズに切り替えられました。
大きなレンズに持ち替える必要もなく、このズーム域をこれだけコンパクトな組み合わせで運用できるのは大きなメリットだと感じます。
気になった点・注意点
1ヶ月使ってみて大きな不満はないものの、いくつか「ここは注意したい」と感じたポイントもありました。
ボディ内手ぶれ補正がない
Zfcにはボディ内手ぶれ補正が非搭載。
そのため、レンズ側で手ぶれ補正を備えているレンズを使用するなど、運用に制限がかかる点には注意が必要です。
今回使用したキットレンズの16-50mmは手ぶれ補正を備えているため、Zfcの欠点を補っていてその相性も抜群。しかしそれでもシャッタースピードをもう少し稼ぎたいと感じる場面もあり、ボディ側の手ぶれ補正に関してもやっぱり欲しかったなというのが正直なところ。
私は基本的に旅先では三脚を使わないスタイルで、記録的にサクッと撮りたいシーンも多いため、手ぶれ補正については余計に気になったかもしれません。
とはいえ、日中のスナップや旅行中の街角撮影では問題なく撮影でき、手軽に持ち出せる軽快さは十分に魅力的です。
f値が変動する(f/3.5–6.3)
キットレンズは便利ですが、ズームでf値が変わるタイプ。
広角側では明るく撮れるものの、望遠側はどうしても暗くなります。
日中の観光では全く問題ありませんが、屋内や夕方以降はISOがやや上がりやすいと感じました。
ただ、旅行シーンでは絞って撮ることが多いため、f値が変動する影響はそこまで大きくありません。
Nikon Zfcはこんな人におすすめ

こんな人におすすめ
- 旅先や街歩きで軽快に写真を撮りたい
- レンズ1本で手軽に幅広い画角をカバーしたい
- 日常スナップや旅行記録を手軽に残したい
- レトロデザインのかわいいカメラを探している
- 直感的な操作でサクッと撮影したい
Zfcは見た目のかわいさだけでなく、操作性や軽快さもしっかり備えたカメラです。
軽量で持ち運びやすく、16-50mmキットレンズとの組み合わせで幅広いシーンに対応できるため、旅先や街角でのスナップ撮影にも最適。
カメラを構えるのが楽しくなるデザインは、撮影のモチベーションにもつながります。心地よいシャッター音があるのも大きなポイント。
「手軽さ」と「写真を撮る楽しさ」を両立したい方に特におすすめのカメラです。
まとめ|1ヶ月使って分かったZfcの魅力と旅カメラとしての実力

1ヶ月間、日常スナップや群馬・名古屋旅行でZfcを使ってみて、見た目のかわいさだけでなく、操作性や軽快さもしっかり備えたカメラだと実感できました。
軽くて取り回しやすく、バッグからサッと取り出せるので、歩きながらのスナップも自然体で撮影できます。
16-50mmキットレンズの便利さも相まって、広角から標準域まで幅広く対応できるのは大きな魅力です。
一方で、ボディ内手ぶれ補正がない点や暗所では描写力がやや物足りない場面もありましたが、日中の観光や街歩き、旅行スナップを中心に使う分には十分に満足できる性能でした。
軽快さと楽しさを両立したZfcは、手軽に写真を残したい旅行者や日常スナップを楽しみたい人にぴったりの1台だと感じます。
これからカメラを始めようと思っている方や、気軽に持ち出せるカメラを探している方はぜひチェックしてみてください。
Goopassでカメラレンタル
今回は、Goopassのカメラレンタルサービスを利用してNikon Zfcを1ヶ月間試しました。
購入前に実際の操作感や画質、旅先での使い勝手を確認できるのは大きなメリット。
「購入を迷っているけど、まずは試してみたい」という方や、「軽くて扱いやすいカメラをレンタルで手軽に体験したい」という方に特におすすめです。
レンタルすることで旅行や日常での使用感をしっかり確認でき、自分に合うかどうかを見極めてから購入できます。
気になるポイントがある方は、ぜひカメラレンタルを活用してみてください。




