【2025年本国開幕シリーズ】ドジャースvsタイガース戦の結果と感想│シーズン序盤から白熱の好ゲーム

※本記事では、選手名の敬称を省略しています。より読みやすくするための表記ですが、選手への敬意を込めてお届けします。ドジャース視点での感想です。
2025年MLB東京シリーズはドジャースの2連勝で幕を閉じ、次は2025年のMLB本国開幕シリーズがスタートしました。
ロサンゼルス・ドジャースとデトロイト・タイガースが激突したこのシリーズは、シーズン序盤ながら多くの見どころがありました。
まずは、3試合の結果をまとめて振り返ります(日時は日本時間に合わせています)
- 3月28日(金)第1戦「ドジャース勝利」
- 5 ドジャースvsタイガース 4
- 勝利投手:スネル
- 3月29日(土)第2戦「ドジャース勝利」
- 8 ドジャースvsタイガース 5
- 勝利投手:ガルシア
- 3月30日(日)第3戦「ドジャース勝利」
- 7 ドジャースvsタイガース 3
- 勝利投手:バンダ
東京シリーズの2連戦に続き、タイガース戦も連勝で本国開幕シリーズをスイープ。
2025年開幕から、現時点で5連勝負け無しという圧巻の成績。今年のドジャースの強さが顕著に現れています。
今回のシリーズでは開幕戦ならではの緊張感、各チームの新戦力の活躍、そして注目のプレーの数々で、シーズン序盤ながら目が離せない試合となっていました。
今回は3試合の結果と感想を振り返りながら、試合のハイライトや大谷翔平選手の成績もまとめていきます。
ドジャースvsタイガース第1戦目の結果と感想

- 3月28日(金)第1戦「ドジャース勝利」
- 5 ドジャースvsタイガース 4
- 先発投手:スネル
- 勝利投手:スネル
打順 | 選手 | 左右 | 守備 |
---|---|---|---|
1 | SHOHEI OHTANI | L | DH |
2 | MOOKIE BETTS | R | SS |
3 | TEOSCAR HERNANDEZ | R | RF |
4 | FREDDIE FREEMAN | L | 1B |
5 | TOMMY EDMAN | S | CF |
6 | WILL SMITH | R | C |
7 | MAX MANCY | L | 3B |
8 | MIGUEL ROJAS | R | 2B |
9 | ANDY PAGES | R | LF |
先発投手の活躍
先発ピッチャーは今年新加入のブレイク・スネル。5回を投げきり2失点で移籍後初勝利を上げました。
4回にはワイルドピッチで1点を与えてしまいましたが、全体を通して粘りのあるピッチングで試合をつくりました。
サイ・ヤング賞投手でもあるブレイク・スネルの、今後の活躍に注目していきたいです。
第1戦目のハイライト
まずは2回裏トミーエドマンのソロホームランでドジャースが先制。
5回裏にはテオスカーヘルナンデスの逆転の3ランホームラン。2アウト1・2塁、2塁ランナーには大谷翔平・1塁ランナーはムーキー・ベッツという状況で、試合を決定づける大きな一発。昨年に続き、今年も勝負強さを発揮してくれました。
7回裏には大谷翔平のソロホームラン。これが試合の決勝打に。
9回にはブレイク・トライネンが制球に苦しみながらも、1点差を守りきりドジャースの勝利。
ドジャースはこの勝利で、2016年以来の開幕3連勝となりました。
第1戦目の大谷翔平選手の活躍
ヒットによるチャンスメイクと、試合を決めるホームランを打ち、チームの勝利に大きく貢献。
東京シリーズに続いて2本目のホームランとなり、今年は早くもHR数2を記録しています。
今年はピッチャーとしての活躍も期待されているので、レギュラーシーズンでどれくらいホームランを打ってくれるのか未知数ですが、最近の成績はHRが年々10本ずつ増えているので、今年はHR数64本を期待してしまいます。
ドジャースvsタイガース第2戦目の結果と感想

- 3月29日(土)第2戦「ドジャース勝利」
- 8 ドジャースvsタイガース 5
- 先発投手:山本由伸
- 勝利投手:ガルシア
打順 | 選手 | 左右 | 守備 |
---|---|---|---|
1 | SHOHEI OHTANI | L | DH |
2 | MOOKIE BETTS | R | SS |
3 | FREDDIE FREEMAN | L | 1B |
4 | TEOSCAR HERNANDEZ | R | RF |
5 | MAX MANCY | L | 3B |
6 | TOMMY EDMAN | S | 2B |
7 | MICHAEL CONFORTO | L | LF |
8 | ANDY PAGES | R | CF |
9 | AUSTIN BARNES | R | C |
この日は試合前、現地でワールドシリーズ制覇を祝うリングセレモニーが行われました。
ドジャースにとっては2020年以来のセレモニー。
選手1人ずつにリングが贈呈されます。
It’s all in the details. 😍 pic.twitter.com/FskW3IsNDG
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) March 29, 2025
このリングがものすごい大きくて、一面にダイヤが埋め込まれています。
個人的には、昨年のワールドシリーズで先発投手として活躍してくれた、ジャック・フラハティにも贈呈されていたことが嬉しかったです。とても粋な計らいでした。
今季は相手チームのタイガースへ移籍しましたが、今も変わらずドジャースとの絆が感じられる場面が見られて良かったです。
先発投手の活躍
先発ピッチャーは山本由伸。勝利投手の権利は逃したものの5回 91球 10奪三振(自己最多)被安打5 失点2という素晴らしい活躍。
失点に関してもソロホームラン2発によるもので、ボール球を捉えられたりと、相手選手が素晴らしいバッティングを見せていました。
ホームランを浴びても引きずること無く、安定したピッチングが続き、自己最多の10奪三振を記録しました。
去年はシーズン序盤は苦しんだ部分もありましたが、今年は開幕から絶好調の様子で、見ていて気持ちの良い圧巻のピッチングです。
この日のキャッチャーはウィル・スミスではなくオースティン・バーンズが担当。
去年の試合を見ていた感じとしては、山本由伸はバーンズとの相性が良さそうに見えます。
ウィル・スミスも、もちろん素晴らしいキャッチャーなのですが、バーンズのフレーミングは本当に綺麗で、見ていて気持ちが良いです。
山本由伸もどこか投げやすい感覚があるのかもしれませんね。
第2戦目のハイライト
5回裏に2アウト満塁のチャンスがありましたが、惜しくも3アウトで得点ならず。
6回裏、ベッツがセンター前ヒットで出塁すると、その後のフリーマンが2ランホームランを打ち、試合は2-2の同点に。
フリーマンは今年の初ヒットが同点2ランという最高のスタート、さすが昨年のワールドシリーズMVP選手。
8回裏、今度はムーキー・ベッツが今シーズン第1号となるソロホームランでドジャースが勝ち越し。
9回表、抑えればドジャースの勝利というところでしたが同点に追いつかれしまいます。トミー・エドマンの手厚い守備のおかげでなんとか逆転は防ぎました。試合は延長線に。
10回表に逆転を許し3-5と大ピンチの状況。
10回裏、コンフォートのタイムリーヒットで1点を追加し、代打のウィル・スミスが同点タイムリーヒットを打つ。
その後、大谷翔平もヒットでつなぎ1アウト1・3塁でムーキー・ベッツ。まさかまさかの3ランホームランでドジャースの逆転勝利となりました。
ムーキー・ベッツはノロウイルスの影響で体重が減少し、とても心配でしたが、今日の試合で完全復活といえる素晴らしい活躍を見せてくれました。
まるで「俺は大丈夫だ」とプレーで示してくれてるかのような活躍で、スーパースターの強さが感じられる試合となりました。
第2戦目の大谷翔平選手の活躍
この日はヒット1本でしたが、大事な場面でしっかりとチャンスメイクを果たし、ドジャースの勝利に貢献。
また今季初盗塁を決めたかに見えましたが、盗塁と認定されず取り消しとなりました。記録はHR2となっています。
ドジャースvsタイガース第3戦目の結果と感想

- 3月30日(日)第3戦「ドジャース勝利」
- 7 ドジャースvsタイガース 3
- 先発投手:佐々木朗希
- 勝利投手:バンダ
打順 | 選手 | 左右 | 守備 |
---|---|---|---|
1 | SHOHEI OHTANI | L | DH |
2 | TEOSCAR HERNANDEZ | R | RF |
3 | FREDDIE FREEMAN | L | 1B |
4 | WILL SIMITH | R | C |
5 | MAX MANCY | L | 3B |
6 | ANDY PAGES | R | CF |
7 | MICHAEL CONFORTO | L | LF |
8 | TOMMY EDMAN | S | 2B |
9 | MIGUEL ROJAS | R | SS |
先発投手の活躍
先発ピッチャーは佐々木朗希。本拠地ドジャーススタジアムでのデビュー登板となります。
前回の東京シリーズで課題になった制球力。今回はそれを意識してか急速を抑えたピッチングが目立ちました。
1回と2/3を投げ降板。投球数61 被安打3 奪三振2 与四球4 失点2という悔しい結果となりました。
終始制球に苦しんでいる様子でしたが、まだまだシーズン序盤。
徐々に環境の変化に慣れて、本来のピッチングが発揮できることを期待しています。
この日のキャッチャーを務めたウィル・スミスが、体を張ってボール球を受け止めてくれていたり、マウンド上でロハスの声がけがあったりと、ドジャースのチームメンバーによる献身的なサポートが印象的でした。
第3戦目のハイライト
この日の打順はムーキー・ベッツが休息のため、2番にテオスカー・ヘルナンデスが入ります。
それでもなお強打者揃いのラインナップ。8番にトミー・エドマンがいる時点で、ドジャースの選手層の厚さを実感できます。トミー・エドマンは2番でも十分任せられる選手。
まずは1回裏2アウト、フレディ・フリーマンが初球を捉えて大きなソロホームラン。(飛距離418フィート/127.41m)2日連続のホームランとなります。
2回裏、パヘスがセンター前ヒットで塁に出ると、続くコンフォートがタイムリーヒットを打ち2-2の同点に。1塁のパヘスもよく走り、3塁コーチの走塁判断も見事でした。
ドジャースの得点力はパワーだけでなく、次の塁を狙う姿勢や、判断の良さからも生まれていて隙がありません。
5回裏には2アウト3塁1塁の場面でテオスカー・ヘルナンデスの2点タイムリーツーベースヒット。
本当は大谷翔平の打席だったのですが、敬遠されてテオスカーの打席に。2番にテオスカーを入れた打順でも敬遠は避けられなかったようです。
ムーキー・ベッツも、自分の代わりに入ったテオスカーの活躍に、嬉しそうな様子でした。
6回裏にはウィル・スミスのソローホームラン。昨日の代打でのタイムリーヒットに続き、キャッチャーだけでなく、バッターとしても良い活躍が続いています。これでドジャースが3点のリード。
7回裏の相手投手には前田健太が登場。なんとその初球をトミー・エドマンがホームランに。これで今季3本目となるホームランとなりました。
前田健太もおもわず「あ~」という表情。
日本人としてはどちらも応援したいので、少し喜びづらいですが、トミー・エドマンはいつのまにか強打者に変貌していますね。今年はどのくらい活躍するのか大注目の選手です。
その後フレディ・フリーマンのタイムリーヒットでさらに1点追加。9回はトライネンがしっかりと抑えて7-3でドジャースの勝利。これでドジャースは5連勝となりました。
第3戦目の大谷翔平選手の活躍
今日の試合で連続安打は止まってしまいましたが、申告敬遠と四球があり、打席の半分は塁に出て活躍しました。
今季初盗塁も決め、記録はHR2盗塁1となります。
【2025年本国開幕シリーズ】ドジャースvsタイガース戦のまとめ

シーズン序盤から白熱の好ゲーム。
特に2試合目は延長線にまでもつれこむ接戦で、手に汗握る試合展開となりました。
総じて今年のドジャースの強さが実感できる試合内容。本気で連覇を狙いに来ている姿勢が感じ取れました。
山本由伸や佐々木朗希の今後の活躍も注目ですし、大谷翔平の記録がどこまで伸びるのか今年も大注目です。
いよいよ始まった長いレギュラーシーズン、応援するファンとしても忙しくなりそうですが、今年も全力で応援していきます。
またドジャースの試合に関して感想を上げていこうと思うので、結果や感想をチェックしにきてもらえると嬉しいです。
試合をリアルタイムで楽しみたい方は、ABEMAそれでは次の試合で!


2025年はABEMAでの視聴がおすすめ
2025年3月21日ABEMA公式より、平日のドジャース戦全試合を含む、レギュラーシーズン485試合を生中継することが発表されました。
昨年はABEMAで放送されない試合もあり、残念に思う日もありましたが、今年はレギュラーシーズン全試合の放送予定が決まり、ABEMAユーザーとしてはかなり嬉しいニュースです。
ABEMAの放送はコメント機能や日本語実況、時には著名なゲストがいるのが特徴で、バラエティ感覚で見る場合はアベマが一番おもしろいです。
今回の発表で「平日は毎日アベマでMLB」と謳われていますが、中にはプレミアム限定で放送される試合もあると思うので、全試合制限なく楽しみたい方はABEMAプレミアム以下の記事でABEMAプレミアムについて詳しく解説しているので、詳しく知りたい方はこちらも是非チェックしてみてください。

今年もABEMAでMLBを存分に楽しみたいと思います。