【宿泊レビュー】アンバサダートランジットホテルT2(チャンギ空港)は直行便でも使えた!|シンガポール旅行で実際に利用した感想

シンガポール旅行最終日。
日本への帰国が深夜便だったため、空港で待機する必要がありました。
最初はプライオリティパスを使ってラウンジで過ごす予定でしたが、当日体調があまり優れないことや、疲れがたまっていたこともあり、チャンギ空港内のホテルを利用することにしました。
利用したのは「アンバサダートランジットホテル ターミナル 2」
「トランジットホテル」という名前ですが、到着便と出発便を提示することで乗り継ぎでなくても利用することができました。
この記事で、チャンギ空港内にあるトランジットホテルの利用方法や仕組み、実際に泊まって感じたメリット・注意点などを詳しくレビューしていきます。
深夜便・早朝便を利用予定の方や、空港内でゆっくりと休みたい方はぜひ参考にしてください。
アンバサダートランジットホテル ターミナル2の基本情報

アンバサダートランジットホテルターミナル2は、シンガポール・チャンギ空港の制限エリア内(出国審査後)に位置するホテルです。
トランジット(乗り継ぎ)目的はもちろん、深夜着・早朝便利用に便利なホテル。
ホテルは24時間営業しており、6時間または12時間単位での利用が基本となっています。必要に応じて追加料金を支払い、時間を延長することも可能です。
客室内にはエアコン・テレビ・シャワー・トイレなど基本的な設備が整っており、通常のホテルとかわらず快適に過ごすことができました。
住所・アクセス方法
- 名称:Ambassador Transit Hotel – Terminal 2
- 住所:60 Airport Boulevard, #03-162, Changi Airport Terminal 2 Transit Lounge South Singapore, シンガポール 819643
- アクセス:T2 制限エリア内2F(エスカレーター利用)
- 1泊あたりの料金目安:1名1室16,169円~
- 日本語対応:なし
- チェックイン:指定なし
- チェックアウト:指定なし
場所は少し分かりづらいのですが、出国ゲート通過後右側(F60方面)にあるエスカレーターで上がった先にあります。


エスカレーターを使用した上階にあることを知らなかったので少し迷ってしまいました。

ちなみに制限エリア中央やゲートを通過して左側(E28方面)にもエスカレーターが3つありますが、そちらとは繋がっていないのでこちらのエレベーターを見つける必要があります。

エスカレータの隣にはおみやげショップがあるので目印になります。
予約方法と料金について
予約は当日現地でも可能ですが、混雑する時期や時間帯によっては満室の場合もあるため、事前のオンライン予約が安心です。
私は前日にシンガポール現地でExpedia経由で予約しました。6時間と12時間のプランを選択して部屋の予約ができます。
予約後はホテルから1通のメッセージが届きました。
原文:Please provide arrival and departure flight number. Hotel may refuse check-in if arrival and departure flight do not satisfy the security directives in Restricted Area- Transit Area.
日本語訳:到着便と出発便の便名をお知らせください。到着便と出発便が制限区域およびトランジットエリアのセキュリティ基準を満たしていない場合、ホテルはチェックインを拒否する場合があります。
今回は乗り継ぎでの利用ではなかったため宿泊できるか少し不安でしたが、到着便と出発便を告げることで直行便でも問題なく利用できるようです。
しかし出発便のターミナルが違う場合などは、利用できない場合も考えられるので注意が必要です。こちらのホテルはターミナル3にもあるので、利用する便に応じて検討してみてください。
現地ではあらかじめ到着便と出発便がわかるものを準備しておきましょう。覚えている場合は口答でもOKです。
私は英語が苦手なので少し苦労しましたが、到着便と出発便の搭乗券を見せることでスムーズに手続きできました。
今回は6時間プランの利用で料金は18,729円でした。12時間プランだと33,691円~が目安です。
Expediaでは当日の17時まではキャンセルや予約の変更が無料だったので、最初は12時間のプランを選択していましたが、当日6時間のプランに無料で変更することができました。
差額分は後日クレジットカート経由でしっかりと返金されました。
アンバサダートランジットホテルT2にチェックイン

アンバサダートランジットホテルT2はエスカレーターで上がったすぐ先にあります。

ホテル近くで搭乗ゲートの確認もできて便利です。

ホテルロビー内には、プライオリティパスで利用できる「TranSpa」も併設されています。
事前に予約していることを伝えてホテルへチェックイン手続き。到着便と出発便の搭乗券を提示するとスムーズだと思います。

ホテルが想像以上に広くて、中は長い廊下が続いていました。空港内にあるホテルとは思えないほどの大きさです。
シングルルーム6時間プランのお部屋

今回のお部屋がこちら。
実際に予約したのは「Single Room, Shared Bathroom (6 Hours Usage)」という最安プランだったのですが、どうやら広い部屋へアップグレードしていただけたようです。

空港内のホテルということでもっと簡易的な部屋を想像していたのですが、高級ホテルのような雰囲気を感じます。

隣にはひとりがけソファも。一人で泊まるにはもったいないほどのいいお部屋です。

使い捨てタイプのスリッパがありました。

部屋にはテレビも配置されていたので、フライトの時間まで暇すること無く満喫できました。

室内にはデスクがあるのでお仕事の利用にも最適です。

USB式の充電端子も利用できます。

簡易的ですがミニバーコーナーも。
ミネラルウォーターを1本いただきました。隣にはドライヤーもあります。

空調は簡単に調節できます。


ソファやベットでとてもゆっくりとくつろぐことができました。
バスルーム

バスルームも清潔感たっぷり。


シャワーを利用できるのが一番うれしいポイントでした。ラウンジ内でも利用できるところはありますが、室内だと安心感や快適性が段違いです。
温かいお湯が利用できて水圧も問題ありません。

シャンプーやボディーソープは備え付けのものがあります。

アメニティも豊富で必要なものは一通り揃っています。

トイレはウォシュレット式ではないのかなーと思っていたら…

こちらのレバーを回すことででウォシュレットを利用できました。
最初水を流すつもりでレバーを操作したら、まさかのウォシュレット起動!
思いがけず服が濡れてしまい、予定より早くシャワーを利用することに。笑

幸いタオルも多くて着替えもあったので問題ありませんでした。
無料で楽しめるビュッフェスタイルの食事

同じ階にあるアンバサダートランジットラウンジにて、無料で食事がいただけるようです。
- 45分間利用可能
- 第2ターミナルホテル滞在中のみ利用可能
- アルコール飲料は別途料金が必要
- その他のラウンジ施設は有料
- 20SGD~食事の追加が可能
プライオリティパス保持者は恩恵がありませんが、時間制とはいえ無料でいただけるのは良いサービスだと思います。
品数自体は控えめですが、追加料金を支払うことでさらに充実した食事を楽しむこともできます。
利用してわかったメリット・デメリット

メリット | デメリット |
---|---|
・空港内でゆっくり休憩できる ・トランジット以外の利用も可能 ・短時間利用が可能で柔軟 ・静か&清潔で快適な客室 ・接客が親切・丁寧 ・モーニングコールをお願いできる ・荷物を置いて身軽に行動できる | ・宿泊料金はやや割高に感じる |
チャンギ空港内にあり、移動の手間なくゆっくり休憩できるのが最大の魅力。
「トランジットホテル」という名前ではありますが、乗り継ぎ以外の旅行者でも利用可能で、実際に直行便でも問題なく泊まれました。
6時間単位で柔軟に利用できるうえ客室は静かで清潔感があり、想像以上に快適でした。
接客はとても親切で英語があまり得意でない私にも嫌な顔せず、丁寧にわかりやすく説明してくれました。フライト前のモーニングコールも提案してもらえたので、寝過ごす心配がなく安心して休めます。
また、大きな荷物を部屋に置いて身軽に空港内を散策できるのも大きなメリットでした。制限エリア内には荷物を預けられる場所が見当たらなかったため、重たいバッグを持ち歩かずに済むという点でも、このホテルを利用する価値は高いと感じます。
利用時間を考えると宿泊料金はやや高めに感じるかもしれませんが、高級ホテルに近い快適さとフライト前にゆったり過ごせる環境を考えると、十分に納得のいく価格とも言えます。
個人的には「とても良いお金の使い方ができた」と、利用してみて大満足。
旅を締めくくる贅沢な宿泊体験として、心身ともにリフレッシュできたことが何よりの思い出となりました。
こんな人におすすめ!トランジットホテル活用シーンまとめ
- 深夜便や早朝便を利用する
- 乗り継ぎ時間が長い
- 旅の疲れや体調不良を感じている
- 制限エリア内を荷物なしで身軽に移動したい
- ラウンジで長時間座っているのは不安
深夜便や早朝便を利用する方、乗り継ぎ時間が長い方にとって、ラウンジで長時間座って過ごすのは体力的に不安を感じることもあります。旅の疲れや体調不良を抱えている場合はなおさらです。
そんなとき、制限エリア内で荷物を置いて身軽に移動できるトランジットホテルは、快適に休憩できる頼もしい選択肢となります。
当日は疲れを感じたら無理せず、ホテルでゆっくりと休むことも検討してみてください。
まとめ:チャンギ空港でゆっくりと休みたいならアリ!

シンガポールのチャンギ空港内でゆっくりと休みたい方には、アンバサダートランジットホテルの利用をおすすめします。
空港内にありながら静かで清潔な客室は、短時間の滞在でもしっかりとリフレッシュできる環境が整っていました。
深夜便や早朝便の利用、長時間の乗り継ぎで疲れがたまったときにも、移動の手間なく身軽に休めるのは大きなメリットです。料金はやや高めに感じるかもしれませんが、快適な空間とフライトまでの充実した時間を過ごせることを考えれば、十分に価値のある選択肢と言えるでしょう。
旅の疲れを癒し次のフライトに備えるための安心できる拠点として、ぜひ利用を検討してみてください。
旅の疲れを癒やす、くつろぎの時間を提供してくれます。

Source:changiairport.com,