【シンガポール3泊5日の一人旅】3日目│体調不良でダウン…高級ホテル「フラトン」で癒やしの1日


こんにちは、るいとーです。
今回はシンガポール3日目の様子をお届けします。
2日目の様子はこちらから。

この日は、旅の中でも特に楽しみにしていた5つ星高級ホテル「フラトンホテル」への宿泊日。
しかし、2日目の夜にホテルへ戻った後、なかなか眠れず…気づけば体調がどんどん悪化し、一睡もできないまま朝を迎えてしまいました。
まさかの体調不良に襲われ、不安と孤独感が押し寄せた3日目。
正直、かなり辛い3日目のスタートでしたが、フラトンホテルの快適な空間と温かなホスピタリティに救われ、ゆったりと休養することができました。
今回は、そんな波乱の3日目の様子をお届けします。
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まさかの体調不良。不安と孤独に包まれた深夜の時間
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイで行われたナイトショー「ガーデン・ラプソディー」を見終えてホテルへ戻った後、かなり疲れていたのですぐにお風呂に入って寝ようと思いましたが、なかなか寝付くことができません。
気づけば時刻は24時を回り、少し異変を感じ始めます。
しだいに喉の痛みや息苦しさを感じるようになったので、日本から持参したのどぬーるぬれマスクを使用。

多少楽にはなったものの、息苦しさが消えないので外の空気を吸うことに。
ゆっくりと深呼吸し、鼻の通りを直そうとしていたら、急に鼻血がでてきてしまいました…。
幸いにもマスクを付けていたおかげで、服などに血が垂れることはありませんでしたが、マスクは血まみれに…。
普段鼻血を出すことはなく、おそらく何年ぶりかの出来事でかなり焦りました。
とりあえずは鼻血を止めることに専念し部屋で安静にすることに。
10分~15分ほどで止まってくれましたが、以前体調は悪くなるばかり。
冷静に症状を分析した所、おそらく軽い熱中症。

1日暑い気温の中を歩き回ったことで、疲労と熱もたまり、のぼせたことで鼻血もでてしまったようです。
それに加えて喉の渇きもひどくなってきたため、こまめに水分を摂りつつとにかく安静に過ごすことに。
万が一体調がさらに悪化した場合に備え、念のため近くの病院を調べておき、カード付帯の海外旅行保険の窓口にも連絡。
症状が悪化してもすぐに受診できるよう準備しておきました。
私が利用を考えていたのは、ホテルから比較的近いブギス周辺にある「Raffles Japanese Clinic」。
シンガポールには他にも日本語対応の病院がいくつかあるので、あらかじめ目星をつけておくと安心です。
結果的に病院のお世話にはなりませんでしたが、「いざとなったら行ける場所がある」というだけでも、かなり心の支えになりました。
気づけば空も明るくなり、結局一睡もできないまま朝に。
部屋にあった水も飲み切ってしまったため、ふらつきながらも近くのセブンイレブンへ。
正直このときは歩く気力もギリギリでしたが、水分と塩分を求めてなんとか足を運びました。

水分を確保するのは簡単でしたが、塩分を確保するのがとても難しい。
コンビニに塩が売っているわけでもないし、ホテルで聞いても塩をもらうことはできません。
そこでセブンイレブンの店員さんに塩気のあるものがなにかないかと訪ねたところ、水に溶かして飲むタイプの粉末を紹介してもらいました。
試しに1つ購入して、ホテルに戻ってから飲んでみることにしました。

どうやらコンビニで購入したのは胃腸薬のようなもので、「制酸剤」とも呼ばれるタイプのものでした。
正直少し飲むのが怖かったのですが、一刻も早く塩分を補給しないと倒れそうだったので、ホテルに戻ってすぐ飲んでみることに。
コップに粉末を入れて少しずつ水で溶かしながら飲むと、レモン風味で塩気の強いレモンスカッシュのような味がしました。
ようやく体に塩分が入り、少しずつ体力が戻ってきたのを感じました。
やはり、人間にとって塩分は大事だと実感。
今思えば日本から塩飴やインスタント味噌汁などを持参しておけばよかったなと思いましたが、この時はひとまず一安心。
ただ、整腸成分が強かったのか、胃腸が活発になりすぎたのか、トイレの回数が増えてしまい…。
熱中症による影響なのか、食あたりだったのかは分かりませんが、とにかく胃の調子も最悪。
結局チェックアウトの時間までトイレと格闘しながらホテルの部屋で過ごすことになりました……。
ホテルをチェックアウトし、Grabでフラトンへ移動
11:00 2日間お世話になったホテル ミ ベンクーレン
シンガポールの中心部に位置していながら、比較的リーズナブルな価格で宿泊でき、部屋も清潔でとても快適に過ごせました。
コンビニや最寄り駅がすぐ近くにあるため、立地の面でも非常に便利。観光にも移動にも困らない環境です。
ひとつ気になったのは、玄関扉の防音性がやや弱く、廊下からの物音や話し声が室内に響きやすかったこと。
とはいえ、この価格帯で清潔感のある部屋と抜群の立地が手に入ることを考えると、多少の防音面は目をつぶれる範囲かもしれません。
また、この日は体調が優れなかったこともあり、迷わずGrabでの移動を選択。
ホテルの前まで迎えに来てもらい、そのままフラトンホテルへ快適に移動できました。
重たい荷物を持ってのホテル間の移動には、やはりGrabが最適です。
念願の「フラトンホテル・シンガポール」についにチェックイン

11:30 フラトンホテル到着

ついに来てしまった。念願のフラトンホテル!!
建物の外観だけですでて圧倒されてしまう。

ではではさっそくホテル内へ。

ここを通り抜けて入るそう。
ぐるぐる回るタイプの扉!人生で数えるくらいしかない利用経験がない。というか初めてかも。

入るだけでもすこし緊張。

入ったらフラトンベアーがお出迎え。
チェックインカウンターは係の人が丁寧に案内してくださいました。
チェックインは15時からでしたが、12時前にはフラトンホテルでチェックインの手続きを進め、重い荷物を先に預けます。
お部屋の準備が整ったらメールか電話で連絡がくるようです。
それまではホテル内のロビーでゆっくりと休むことに。

それにしてもホテル内が豪華すぎる。
はやく元気を取り戻してホテル内を散策したいところ。


ロビーに空いているテーブルがいくつがあったので、ここでしばらく休憩します。
チェックイン時に休める場所を聞いたら、空いているテーブルを自由に使っていいとのこと。

体調は優れないけど、もともと3日目はホテル泊を満喫する予定だったので結果オーライ。
ただ、予定していたリトルインディアやアラブストリートの観光ができなかったのが少し残念。
無理して観光するより今回は休養に専念することにします。

結局15時までメールや電話が来ることはなく15時になったタイミングでチェックインをお願いすることになりました。
それまで約3時間かなり暇だったけど、無理に動くこともできないし、のんびりホテル内の雰囲気を楽しんだり、明日の予定などを再度練り直す時間にあてました。
帰国前の備えに。チャンギ空港内のトランジットホテルを追加予約

チェックインを待っている間、ふと気になったのが明日の空港での過ごし方でした。
帰りのフライトは日付をまたぐ深夜便。
そのためチェックアウトが12時となると、それ以降は約12時間も空港で過ごさなければなりません。
本来であれば、午後はマリーナベイサンズのカジノやスカイパーク展望台などをまわる予定でしたが、体調を考えて無理はせず、そのまま空港に向かうことにしました。
チャンギ国際空港には、プライオリティパスで利用できるラウンジが複数あり、半日ほどの滞在であれば比較的快適に過ごせる環境が整っています。
しかし、このとき私は体調不良の真っ只中。ロビーで少し座っているだけでもかなりつらく、「この状態で12時間も耐えられるだろうか…」という不安が募っていきました。
「なんとしても無事に帰国したい」その一心で、多少の出費は覚悟のうえで空港内にあるホテルを追加で予約することに。
調べてみると、制限エリア内に「アンバサダー トランジット ホテル ターミナル2」という、6時間〜12時間の短時間利用が可能なホテルがあることを発見。
トランジットホテルと聞くと「乗り換え客専用なのでは?」と不安になりますが、当日のフライト情報を伝えることで、特に問題なく予約・利用することができました。
当日の17時まではキャンセルや変更も無料だったため、予約が埋まってしまう前にとりあえず12時間プランで確保。
状況に応じた柔軟な対応ができたことで、少しだけ自分の成長を感じられた瞬間でもありました。体調が悪い中ではありましたが、これもまた海外旅行の醍醐味のひとつだと今では思えます。

部屋はまさかのマリーナベイサンズビュー!感動のロケーション
15:00になったのでチェックインカウンターで鍵を受け取り、いよいよフラトンホテルのお部屋へ!!

廊下が広すぎて迷子になりそう(笑)というか迷子。

少し迷いながら到着。

今回は6階のお部屋にアサインされました。
それでは早速入室!!!

部屋内には階段があり、メインの部屋と洗面スペースが分かれている設計。

ベッドはとても広くて高級感たっぷり。

洗面スペースもとってもキレイ。


浴槽もついてるので、疲れた体をたっぷり癒やせます。

ホテル ミ ベンクーレンでも浄水された水はついていたけれど、やっぱりホテルに安全な水が備え付けられているととても安心感があります。
ここの水は安全に飲めるみたいだけど、体調が悪いこともあり、一様うがいや歯磨きの用途にとどめておきました。

荷物置き場だけでどれだけスペースとってるんだ(笑)
預けた荷物も事前に運んでくれていたので助かりました。

トイレは日本のTOTO製で、もちろんウォシュレット付き!!
座っただけで少し日本を感じることができて、とっても安心感がある(笑)TOTO最高!

お部屋からはなんとマリーナベイサンズを眺めることができちゃいました!!
あれ!?そんないいお部屋を予約した覚えはないんですが。
今回予約していたのは、おそらく下から2番目のランクにあたる「ヘリテージルーム」。
一番安価な「コートヤードルーム」も検討はしていたのですが、事前のリサーチで「ロビーの風景がメインで、カーテンもほとんど開けられない」という口コミをいくつか見かけていたため、少しランクを上げてこの部屋に決めました。
とはいえ、正直そこまで景色には期待していなかったのですが……なんと、部屋の窓からはマリーナベイサンズの姿が!
まさか、こんな絶景が見られるとは思わずとてもびっくり。もしかしたらアップグレードしていただけたのかもしれません。
本当にありがたい限りです。
「チェックインはやくしてくれ~」とか思ってスミマセンでした(笑)

窓は2つ付いていて、シンガポール・フライヤーやマリーナベイを一面見渡すことができました。
ん~これは贅沢!!!
急な体調不良で大分気分も落ち込んでいたけれど、ここにきて最高にテンションが高まりました。
ただ、さすがに昨日から一睡もしていないので、早速お風呂で温まって一眠りすることに。

3日目に浴槽付きの高級ホテルを予約しておいて本当に正解でした。
おかげでゆっくりと休息をとることができます。

気分ルンルンでお湯を準備中。
しっかりと温まってその後は夕方頃まで眠ることができました。
ルームサービスで水分&エネルギー補給

19時30頃起床。
起きたら外は暗くなっていました。
本当は朝まで眠りたかったけど、途中で目が覚めました。

少しずつ体調も回復してきたものの、ここで気がかりだったのが「水分とエネルギー補給」。
前のホテルから持ってきた飲み物も、ついに残りわずか。
この状態でまた買いに出るのは、正直かなりつらい。
そんなときに思い出したのが、今回の宿泊プランに含まれていた200SGD分のダイニングクレジット。
日本円でおよそ2万円相当のルームサービスやレストラン利用ができるという、かなりお得な内容です。
買いに行く体力も気力もなかったので、迷わずルームサービスを活用することに。
注文はとても簡単で、テーブルに置かれていたQRコードをスマートフォンで読み取るだけ。
メニューも写真付きで分かりやすく、選ぶのにも困りませんでした。

5~10分程経って到着。
食欲はなかったので、ミネラルウォーターとオレンジジュースを注文。
一様、係の人にルームサービスもダイニングクレジットで精算できるか訪ねたところ、大丈夫とのことだったので一安心。
とても陽気な方で最後は「バイバア~イ」と言って軽快に去っていきました(笑)
瓶に入った水がキンキンに冷えていてとても美味しい。
オレンジジュースは胃に少し負担がかかるので、全部は飲みきれなかったけど、おかげでエネルギーを補給することができて元気も戻ってきました。

部屋からマリーナベイサンズを眺めながらゆっくりと休息し、その後23時頃に再度就寝。
今度はそのまま朝まで眠ることができて、大分元気も取り戻しました。
【シンガポール3泊5日の一人旅】3日目のまとめと次回

朝から体調不良に見舞われた、波乱の3日目。
予定していた観光プランやレストランでの食事は泣く泣く断念しましたが、フラトンホテルでしっかりと休息を取ることで、なんとか体調を持ち直すことができました。
旅行中はこまめに水分補給をしていたつもりでしたが、それでもまだ足りなかったようで…。
とくに塩分補給の難しさは想定外。日本から塩飴や味噌汁などを持参していればと少し後悔しました。
それでもコンビニで代替品を探したり、体調にあわせて空港内のホテルを予約したりと、状況に応じた判断ができたことは大きな収穫。
大変な中でも、旅の醍醐味である想定外の出来事を少しだけ楽しめた気がします。
明日はフライトまでの時間をゆったりと過ごす予定です。
ホテル内を軽く散策したあとは、チャンギ空港のトランジットホテルに移動して、深夜の出発時刻まで体力を温存します。
寝過ごしには細心の注意を払いながら、なんとか無事に帰国したいところ。
どうかこのまま、何事もなく旅が終えられますように。
それではまた次回!



