【最大67W】Anker 525 charging station レビュー│デスク周りがスッキリする多機能充電ステーション

今回はデスク環境の充電問題を解決したことについて。
今までデスク周りで充電をする時は、コンセントに接続した充電ケーブルを何本も伸ばして使用していました。
USB-C端子以外にも、microusbやライトニング端子を使いたくなるときもあるので、様々な規格のケーブルでも、いつでも充電できるようなデスク環境に。
ただここで問題になってくるのが、デスクが充電ケーブルでごちゃごちゃすることと、コンセントの使用数が増加すること。
充電はできても、見た目や使用感に不満があることや、必要なケーブルの数だけコンセントを使用していたので、これ以上充電用にコンセントを使用するのは限界でした。
そこでこの問題を解決するべく充電ステーションを探すことに。

急速充電対応でポート数に余裕があり、できれば電源を拡張できるものがいい
こんな悩みを解決してくれそうな充電ステーションを見つけたので購入してみました。
それが今回紹介する「Anker 525 charging station」です。
購入して1年以上使用していますが、結果としてこれ1台で様々なデバイスの充電が可能になり、デスクがかなりすっきりとしました。
電源の拡張もできたので、使用したかったデバイスも使用することができ、以前より格段に快適なデスク環境にかなり満足しています。
この記事で1年以上使用している詳しいレビューをまとめているので、デスク周りの充電問題に悩んでいる方は是非参考にしてください。
Anker 525 charging stationとは

Anker 525 charging stationは4つの充電ポートに加え、AC差込口を3つ搭載し、最大7台同時に充電可能な多機能充電ステーションです。
最大67Wの高出力対応なので、ノートPCやタブレットにも急速充電が可能となっています。
スペック・技術仕様
項目 | 内容 |
---|---|
製品名称 | Anker 525 charging station |
サイズ | 約117 x 64 x 44mm |
重さ | 約372g |
出力 1ポート使用時 | USB-C 最大67W USB-A 最大12W |
2ポート使用時 | USB-C2ポート:45W+20W/30W+30W USB-C+USB-A:45W+12W USB-A2ポート:最大15W |
3ポート使用時 | USB-C2ポート+USB-A:30W+20W+12W USB-C+USB-A2ポート:45W+15W |
4ポート使用時 | USB-C2ポート+USB-A2ポート:30W+20W+15W |
AC定格電圧・電流 | 100-125V 50 / 60Hz 11A (最大出力 1000W) |
ケーブルの長さ | 約1.5m (プラグ部を除く) |
カラー | ホワイト/ブラック |
Anker 525 charging stationの外観

Anker 525 charging stationはホワイトとブラックの2色展開で、今回は私の環境に合うホワイトを選択しました。
全面はシルバーのような色味。
電源を接続すると前面右側が丸く光ります。点滅などはしないので気になることはありません。
前面に4つの出力ポートを搭載しており、USB-AとUSB-Cがそれぞれ2つずつあるので、様々なデバイスでの利用と急速充電が可能となっています。
今まではデスクに散らかったケーブルを引っ張り出して使用していたので、見た目もかなりすっきりとしました。

光の当たり具合で色の濃さが変化し、少し違う印象に。

本体上部はホワイトの無地でシンプル。

横から見るとそこまで厚みは感じないので、奥行きの少ないデスクでも使えます。

背面もホワイトカラーで統一。
AC差込口が3つと右側に電源コードが配置されています。
4つの充電ポートに加え、電源を3つも拡張できるのでかなり便利。
電源が使えることを考えると、サイズはかなりコンパクトに感じられます。

本体の電源ケーブルは約1.5mあるので、デスク環境での使用では長すぎることもない丁度よい長さです。
利用シーンごとの充電パフォーマンス

充電ポートの出力は、単体使用や同時利用によって異なるので、急速充電を使いたい場合には出力の仕様を知っておくと便利です。順に利用数ごとの仕様を紹介します。
USB-Cポートは(USB-Aも)同性能なので、どちらを使用しても大丈夫です。
単ポート利用時

- USB-C 最大67W
- USB-A 最大12W
本体に1つのケーブルを接続して使用した場合の出力です。
USB-C単体だと最大67W出力が可能なので、ノートPCやタブレットの充電にも便利に活用できます。
2ポート利用時

- USB-C2ポート:45W + 20W /30W + 30W
- USB-C+USB-A:45W + 12W
- USB-A2ポート:最大15W
2ポート利用時はUSB-Cポートの出力が最大67W→45Wに変更されます。
その分を残りのポートで利用する仕様です。
また、2つのUSB-Cポートは接続されたデバイスに応じて出力が自動分配されるので、仕様を理解していなくても、最適な充電量を確保してくれます。
ただUSB-Aポートを2つ利用する場合は最大15Wまでとなっているので注意が必要です。
3ポート利用時

- USB-C2ポート+USB-A:30W + 20W + 12W
USB-C+USB-A2ポート:45W + 15W
3つの利用でも1つのUSB-Cポートは30W確保できるので、MacBookAirなどのノートPCやタブレットでも利用できます。
USB-Cポートの最大出力をさらに上げたい場合は、USB-Aポートを2つ使うことで、最大45Wまで上げることができます。
個人的に30W確保できれば大抵の端末は快適に充電できるので、3ポート利用時でも30W利用できるのはかなり嬉しいポイントです。
4ポート利用時

- USB-C2ポート+USB-A2ポート:30W+20W+(合計最大15W)
私がAnker 525 charging stationを選んだ理由の1つでもある、4ポート利用時での充電能力。
4ポート利用時でも最大30W出力を保っています。かなり優秀。
これに加え最大20WのUSB-Cポートも利用可能。USB-Aポートは合計最大15Wと必要十分な数値。
これのなにが嬉しいかと言うと、例えばノートパソコンとタブレット、スマホ、ワイヤレスイヤホンを同時に充電することができます。
W数も十分確保できているので速度も早い。

最近ではタブレット+スマホ+マウス+ワイヤレスイヤホンの同時充電をすることが多いのですが、他の端末の充電を待つ必要もなく、まとめて急速充電できるのでとても便利に感じています。
4ポート利用時でもUSB-Cポートの出力は自動で配分されるので、接続するだけで簡単に最適な出力を確保できるのも嬉しいポイントです。
ケーブルは本体カラーに合わせたものを選ぶと一体感が出て、見た目もよりスッキリします。
ケーブルについては別の記事で詳しくまとめています。

3つのAC差込口が役立ったこと

Anker 525 charging stationは4つの電源ポートの他にも、背面に3つのAC差込口を搭載しているので、電源タップとして利用することもできます。
3つのAC差込口が、実際のデスク環境で役立ったことについて紹介します。
余分な電源タップが不要になった
パソコンやモニター、デスクライトなど、デスク環境はなにかと電源の確保が必要になるので、電源タップを利用していますが、今までは1つでは足りなかったので2つ使用していました。
Anker 525 charging stationを導入してからは、電源タップを2つから1つにまとめることができ、余計な配線を減らすことが可能に。
余計な電源タップの置き場所を確保する必要がなくなり、デスク周りがスッキリとしました。
使いたかったデバイスを使用可能に
電源が確保できず使えなかったアイテムを使えるようになりました。
具体的にはデスクライトなどのライティンググッズ。

メインのライトは電源を確保しているけど、できればもう一つ使いたい。でもAC差込口に余裕がないから使えない。
こんな悩みがありましたが、Anker 525 charging stationのAC差込口を利用することで、デスクライトを追加することができました。
AC差込口に余裕ができたことだけでなく、デスク上で接続できるおかげで、ケーブルが短くても接続しやすいという利点もあります。
配線の取り回しが楽になる
足元やテーブル裏に余計な電源タップを置く必要がなくなり、デスク上にコンセントを確保できるので、PC作業やガジェットの充電がよりスムーズに。
今までは接続したい電源があったらその都度、デスク下に潜って配線を整えていましたが、今ではデスク上で瞬時に抜き差しできるので、体への負担もなくなり、配線の取り回しはかなり改善されました。
購入当初は「AC差込口はあったら便利かな」程度にしか考えていませんでしたが、今では私のデスク環境には必要不可欠な機能となっています。
デスク上に電源タップを配置しても同じことができるかもしれませんが、そうするとデスクの見栄えが一気に事務的な印象になるので、私はしたくありません。
それに比べ、Anker 525 charging stationは背面側にAC差込口が配置されているので、充電ステーションとしてのスタイリッシュな見た目を維持しながら使用できます。
デスク環境の見た目と利便性を重視したいという、私のニーズにぴったりとはまりました。
快適になったデスク環境

Anker 525 charging stationを導入したことで、散らかっていたケーブルを片付けることができ、少しは見た目もスッキリとしました。
背面のAC差込口は、1つをスピーカーの電源用に使用しています。
残り2つは必要になったらその都度接続する形で使用しています。電源に余裕があるというだけでも気持ち的にもかなり快適です。

以前はこんな感じで、常にケーブルがデスクのどこかに転がっている状態。
電源に接続した充電器から直接ケーブルを引っ張っている形。
USB-Cとmicrousbとライトニングケーブルは各1本ずつ。
これでもキレイに整理した状態で…本当はもっと散らかってました。
USB-C以外は利用頻度が高くないのに常にデスク上にあるので、とても邪魔な状態。
ケーブルをなくしてみたら、今度は必要になる度に机の下に潜り込んで接続し直さないといけなかったので、とても面倒になり画像の状態に。
それが今では使用したくなったら瞬時に接続し直せるので、ケーブルのカスタマイズも自由自在。

全てのポートが本体前面にあるので、ケーブルの着脱がスムーズ。

使わない時はケーブルを外しておけば、かなりすっきりとした見た目に。

Anker 525 charging stationをデスク右側に配置しておけば、ワイヤレスマウスをすぐに充電できて便利。

ちなみに必要なケーブルは左の壁側にIKEAのスコーディス(SKADIS)を使用してまとめています。
必要なケーブルを瞬時に取り出せるので、充電ステーションとの相性もバッチリ。

散らかっていたケーブルがなくなったおかげで、デスクも広々利用できてとても快適なデスク環境になりました。
電源を増やせたおかげで、デスクライトも追加で使用できるようになったので満足です。
AC差込口の使用例

背面のAC差込口をフルに使用した様子です。この形をおすすめするわけではないので、あくまで接続の参考にしてください。
本体がコンパクトなので、そこまで大きい充電器の接続は向いていません。
左右にAnkerの充電器「Anker PowerPort mini」と真ん中にApple純正の5W電源アダプタを使用するのが個人的には最適解でした。
Anker PowerPort miniはプラグ部分を折りたためて使いやすいのでおすすめ。
私の環境ではここまで充電端子は必要ないので、背面のAC差込口もフルに活かして、充電ステーションとして特化させることもできるという一例です。

Anker PowerPort miniを2つ使用する場合、真ん中は5W電源のような小型のアダプタでないと、左右に干渉してサイズ的に接続ができません。

横から見ると上面と角のRがピッタリと合って、統一感を感じます。
個人的には全ての電源ポートを常に使用するのは、熱がこもる懸念もあるのであまりおすすめしません。
優秀な温度管理システムが搭載されているので、大丈夫だとは思いますが、本体への不可は必要最低限にした方が安心して使用していけます。
自由に使用できる電源を1つは開けておいた方が便利にも感じているので、常に使用する電源は2つまでがおすすめです。
Anker 525 charging stationのデメリット

Anker 525 charging stationを使用して感じるデメリットについても紹介します。
電源ケーブルが着脱できない
電源ケーブルが本体と一体型なので着脱ができません。
利用している時は問題ありませんが、設置するときや収納する時に、少し取り回しにくく感じる時があります。
電源タップとしての機能があり、安全面などを考慮すると一体型はメリットでもありますが、着脱式であればもっと使いやすかったと感じました。
充電の出力仕様が分かりにくい
本体にはW数などの記載はないので、出力を知りたい場合は商品ページや説明書を見る必要があります。
この記事でも出力については紹介しましたが、使用する数や組み合わせによって出力がいくつも変化するので、正直覚えられません。
Anker 525 charging stationに限らず、充電ステーションであれば出力の変化は仕様上正しいのですが、使用するユーザーとしては都度変化するW数を全て記憶しておけないので、もう少し分かりやすいアイデアがあればよかったと感じています。
100W以上必要な機器には向かない
最大67Wと高出力ではありますが、高出力を求めるノートPCを利用していて100W以上の電源を確保したい場合には、出力が足りません。
別途、対応の充電器を利用する必要があるので、100W以上の出力が必要な場合は注意が必要です。
追記:今は100Wに対応した新モデル「Anker Charging Station 7-in-1, 100W」が販売されているので、高出力が必要な方はこちらをチェックしてみてください。
Anker 525 charging stationのまとめ

総評
デスク周りがスッキリする多機能充電ステーション
Anker 525 charging stationは、デスク周りの配線をスッキリさせつつ、複数のデバイスをまとめて充電できる便利な充電ステーション。
AC差込口×3、USB-C×2(最大67W)、USB-A×2 を備えており、PCやスマホ、タブレットなどを一括で管理できるのが魅力です。
デメリットも上げましたが、デスク環境をかなりスッキリできたので個人的には大満足。
- デスク周りをスッキリ整理したい
- 様々なデバイスをまとめて充電したい
- デスク上で電源を確保したい
- 過充電や過電流を防ぎ、安全に充電したい人
- 67W以下のノートPCを使っている
Ankerの「ActiveShield™️ 2.0」技術で、常に温度を計測し制御されており、安全性もしっかり確保されているので安心して使用できています。
デスク周りがすっきりとしつつ利便性も向上したので、導入してよかったです。
Anker 525 Charging Stationがあれば、デスク周りの配線整理や充電の手間がグッと楽になります。シンプルで使いやすく、安全性も高いので、毎日の作業環境を快適にしたい方にぴったりです。是非チェックしてみてください。

