【レビュー】カリマートリビュート25は小旅行に最適!実際に使って感じたメリット・デメリット
シンガポール3泊5日で活躍したカリマーtribute40。
容量・使い勝手ともに想像以上に優秀で、海外旅行でも安心して持ち運べる頼もしい存在でした。
ただ、普段使いや国内の小旅行となると、40Lではどうしても大きすぎるシーンもあります。
そこで同じシリーズのコンパクトモデル「トリビュート25」を購入して試してみることに。
実際に使ってみると40Lで感じでいた使いやすさはそのままに、普段使いでも扱いやすいサイズ感。国内旅行や日常の外出でも、その便利さをしっかりと実感できました。
今回はそんなカリマートリビュート25の魅力や実際の使用感、気になるデメリットまで詳しく紹介します。
普段用や国内旅行用のリュック選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
カリマートリビュート25の特徴と魅力

カリマートリビュート25とは、イギリス発のアウトドアブランド「カリマー(karrimor)」が展開する、デイリーやビジネス・トラベルまで幅広く活躍するリュックです。
トリビュートシリーズは、40L/25L/20Lの全3サイズ展開されており、今回のリュックは中間の25Lサイズ。
20Lはボックス形状でデザインも大きく異なるため、実質的に同じ系統として選択肢になるのは40Lと25Lの2モデルになります。
40Lで感じられた豊富なポケットはそのままに、シンプルなデザインでコンパクトにまとまっているのが25Lの大きな魅力。
背面やリュックストラップは通気性に優れた構造となっているため、長時間の使用でも快適に行える使い心地の良さも嬉しいポイントです。
スペック・仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名称 | tribute 25 |
| 容量 | 25L |
| サイズ | H47×W30×D22(cm) |
| 重量 | 840g/新モデル860g |
| 素材 | 840D High Density NY(Nylon 100%) |
豊富な収納部とコンパクトな外観デザイン

トリビュート25は、男女ともに使いやすいシンプルな外観デザインにまとまっています。

karrimorやtribute25の刻印もデザインのアクセントになっていて、高級感も感じられる印象です。

背面とストラップは通気性に優れているメッシュ構造で、熱を逃がしやすく快適な背負心地を長時間持続してくれます。
ちなみに新モデルでは、スーツケースに取付けられる背面アタッチメントバンドが追加され、さらに利便性が向上しています。

ショルダー部分にあるチェストベルトを使うことで、荷物が重くなった時でも重心が安定して持ち運びやすくなります。

両サイドにはジッパーポケットを備えており、よく使うアイテムにすぐアクセスできます。

フロントポケットは4つの収納スペースに仕切られており、ペン収納やキーフックなども備えています。
中の布地がきれいな緑色で統一されているのも特徴で、アイテムの視認性が良くて整頓のしやすさにも繋がっています。

メインスペースには仕切りはなく、大きな収納ポケットとして活躍します。

マチがあるアイテムも収納できるので、ショルダーバッグをバッグインバッグとして収納するなど、かさばるアイテムの収納時にも役立ちます。

背面側のジッパーには、書類やPC収納に適したバックパネルコンパートメントも備えています。
こちらはマチが薄いため厚みのあるものは収納できませんが、荷物の量にかかわらず、PCや書類をすぐに取り出せる利便性が魅力です。
(新モデルでは、ジッパーポケットが視認性のしやすいメッシュポケットに変更されています。)
カリマートリビュート25を一泊二日の小旅行で使った感想

トリビュート25を、日常や一泊二日の静岡旅行で実際に使ってみましたが、40Lの使いやすさはそのままに、取り回しの良さにさらに磨きがかかっていました。
旅行当日の朝に感じたのは「え、軽い」という驚き。
旅行となると荷物が多くなるので、背負ったときの体への負担も気になるところですが、あまりの軽さに少し感動。
これならリュックを背負ったままの観光でも十分いけるなと、25Lを購入したメリットをこの時点ですでに感じることができました。

収納力に関しても必要十分で、とにかく豊富なポケットのおかげでアイテムの整理も容易にこなせます。
むしろポケットが多くて使いきれません。
フロントポケットも意外とマチのあるアイテムが収納できるので、よく取り出すアイテムをメインポケットからこちらに移すなど、旅行中によく使うアイテムも快適に使うことができました。

両サイドにはジッパーポケットが備わっていますが、これがクイックアクセスポケットとして非常に優秀。
ワイヤレスイヤホンは頻繁につけ外すこともありますが、このポケットのおかげですぐにアクセスできて非常に便利でした。
また、右側のポケットにはキーフックも備えているので、鍵や落としたくない小物の収納場所としても役立ちます。
小銭入れや財布にストラップを取り付けてキーフックと接続することで、紛失や防犯に配慮しながら便利に使うことができますね。

メインポケットは抜群の収納力で、着替えやガジェットポーチ、化粧用品を入れてもまだ余裕があります。

メインポケットのジッパーは40Lとは違って、フルオープン仕様ではありません。
そのためスーツケースのように大きく開くことはできませんが、逆に途中で止まってくれるおかげで、バッグの形が保たれて使いやすかったです。
この点は容量ごとに仕様を変えられていて、それぞれの強みを引き伸ばす良いポイントに感じられます。

背面側にもポケットがあるので、ここには書類やちょっとした小物を収納していました。

今回はiPadも持参していたので、専用のポケットスペースとして活躍。
メインポケットとは別のスペースになっているおかげで、リュックでの出し入れがとてもしやすかったです。

リュックの上部にはトップハンドルがあり、ちょっとしたリュックの移動や混雑している場所での持ち運びに大いに役立ってくれました。

ジッパー部分にはワイヤーロックを取り付けることができるので、移動中や荷物を預けるシーンでも安心できます。
総じて、シンプルな外観でシーンを選ばず、豊富なポケットとスタイリッシュにまとまったデザインが、旅行リュックとして快適に使うことができました。
普段使い&一泊二日用のリュックとしてはまさにベストなサイズ感です。
使って分かったメリット・デメリット

使って分かったメリットをまとめ、気になるポイントについても紹介します。
メリット
普段使いにちょうど良い25Lのサイズ感
25Lという容量は、普段の外出から1泊2日の小旅行まで幅広く対応できる“ちょうど良い”サイズ感。
背負ったときに大きすぎず、街中でも違和感のないバランス。必要な荷物はしっかり入るのに、リュック自体の見た目がコンパクトなので扱いやすさを強く感じました。
収納ポケットが多く整理しやすい
メイン収納だけでなくフロントや内部ポケットが充実していて、小物類を分けて入れやすいのが便利。
ガジェット・ポーチ・貴重品などが定位置に収まるので、旅行中でも取り出しに迷わないのが嬉しいポイントです。
背負い心地が軽い
ショルダーベルトや背面パッドの作りがしっかりしていて、荷物を入れても重さを感じにくいです。
長時間歩いた日でも肩の負担が少なく、普段使い・小旅行どちらでも快適に背負えました。
ショルダーと背面パッドが蒸れにくい
背面パネルに通気性のある素材が使われているため、背中がべたつきにくい印象。
ショルダー部分も厚みがありつつ蒸れにくく、季節を問わず快適に使えるリュックに感じます。
頑丈で形が崩れにくい
本体の生地がしっかりしていて、荷物を入れても形が潰れにくいのが特徴。
特にリュックの下部にしっかりとした骨組みがあるおかげで、リュック全体のシルエットが崩れにくくなっています。
これが背負った時の美しさや荷物の取り出しやすさに非常に役立っている印象を受けました。
そしてなにより、普段使いにも旅行にも安心して使えるタフさがあります。
デメリット
ペットボトルはサイドに収納不可
サイド部分はジッパー付きの小物収納になっていて、クイックアクセスとしてはとても便利です。
ただ、一般的なリュックのようにペットボトルや折りたたみ傘を差し込む仕様ではないため、ペットボトルを持ち歩く人には少し不便に感じるかもしれません。
飲み物を持ち歩きたい場合は、メイン収納かフロントポケットに入れる形になるので、この点は好みが分かれるポイントでした。
背面ジッパーのロック仕様が少し不安

とても細かい部分ですが、背面ジッパーの仕様について少し不安を感じました。
背面側のジッパーもワイヤーロックを通せる仕様になっていますが、金属部分の輪に直接ロックを通せない構造になっているため、布地のジッパー部分を切断されてしまうと、ロックの意味が薄れてしまう点が気になりました。
40Lモデルでは金属ジッパーの輪に直接ロックを通せるので、この部分は40Lに比べると少し弱いポイント に感じます。この部分は40Lと同じ仕様にしてほしかったのが正直な感想。
もちろん使えないわけではありませんが、防犯性能だけを見ると物足りない印象です。
気になる場合は、預け荷物にするときに貴重品をメイン収納にまとめてロックをかけるといった運用で対策可能ですが、海外旅行で使わないのであれば気にしすぎなポイントかも知れませんね。
カリマートリビュート40との使い分け

今回はトリビュート25を使って旅行を楽しみましたが、私は40Lサイズのtribute40も持っています。
デザインや仕様が似ている2モデルだけに、使い分けが被るのではと少し不安もありましたが、今回の旅行でそれぞれの役割がはっきりと分かりました。
25Lは普段使いや国内旅行にちょうど良いサイズで、必要最低限の荷物がしっかり収まります。
一泊程度の旅行であればお土産を詰め込む余裕もあって、まさにベストな選択肢。
一方、40Lは荷物が多い海外旅行や長期旅行に最適で、衣類やガジェットを余裕をもって収納できる安心感があります。
もちろん普段使いや国内旅行にも役立ちますが、一泊程度の小旅行では25Lサイズの取り回しの良さが圧倒的に適しています。
両モデルともシリーズならではの使いやすさは共通しており、用途に応じてサイズを使い分けると、どちらも快適に活用できると感じました。
これからの旅行でも、日数に応じて使い分けることができるので、さらに快適に旅行が楽しめそうです。
カリマートリビュート25がおすすめな人
こんな人におすすめ
- 普段使いや街歩きで使いやすいリュックが欲しい
- 1泊2日程度の国内旅行に使うバッグを探している
- 荷物はスッキリまとめたい
- 背負いやすさや軽さを重視したい
- 普段&旅行で使える万能なものを探している
トリビュート25は、25Lというコンパクトな容量ながら収納力があり、普段使いから小旅行まで幅広く活躍します。
街歩きや日帰り・一泊旅行など、荷物が少なめで身軽に出かけたい人に特におすすめです。
シンプルなデザインで、カジュアルから少しきれいめな服装まで幅広く合わせられるのも魅力。
豊富なポケットのおかげで自然とアイテムが整理でき、使いやすさを日々実感できます。
日常・旅行問わず使える、万能なリュックを求める方に特におすすめのモデルです。
まとめ|カリマートリビュート25は普段&小旅行用の頼もしい存在

トリビュート40の使いやすさが印象的で、今回25Lサイズのトリビュート25も購入して使ってみましたが、普段&小旅行用のバッグとしてまさにベストな選択肢に感じました。
40Lサイズでは少し大きく感じられたシーンも、25Lサイズなら取り回しもよくてとても快適。重量も一段と軽く感じられて、長時間の移動で特にメリットを実感しました。
豊富なポケットや背負いやすい設計、シンプルなデザインなど、使いやすさを日々実感できるポイントも多数。
荷物を少なめにして身軽に出かけたい日や街歩き・小旅行に最適で、頼もしい相棒として活躍してくれます。
普段使いや国内旅行用のリュックを探している方は、ぜひチェックしてみてください。








