Insta360 GO Ultra 1ヶ月使用レビュー|ハンズフリー撮影が快適すぎた
これまではアクションカメラでvlogを撮影したり、ネックマウントに取り付けてPOV撮影をしていました。
それはそれで悪くなかったものの、機材の存在感や準備の手間がどうしても気になり続けていました。
そんな悩みを解決するべく導入したのがInsta360 GO Ultra。
前モデルの「GO 3S」も気になっていましたが、バッテリーの持ちやデータ管理の難しさがネックで購入には至らず…。
しかし、GO Ultraが発表された瞬間、「これなら行けるかも」と思い購入に至りました。
実際に旅行や日常で1ヶ月使ってみましたが、この手軽なハンズフリー撮影に慣れてしまうと、もう元には戻れません。
標準のストラップだけで旅のPOVが自然に撮れ、アプリにつなげばすぐに映像へアクセスでき、さらに数分の旅動画を自動で生成してくれる手軽さに驚きました。
この記事では、そんなInsta360 GO Ultraを1ヶ月使って感じたリアルな使用感をまとめていきます。
Insta360 GO Ultraを購入した理由

Insta360 GO Ultraを購入した理由は、前作GO 3Sで気になっていたポイントが大きく改善されたからです。
特に注目したのはバッテリー駆動時間とストレージ仕様。
GO 3S ではバッテリーの短さや内蔵ストレージの扱いづらさが課題でしたが、GO Ultraでは駆動時間がほぼ2倍に伸び、ストレージも内蔵式からmicroSD対応に変更。
この扱いやすさの向上が購入の決め手になりました。
また、これまでアクションカメラは主にDJI 製品を使ってきましたが、愛用していたDJI Pocket 2の動作が不安定になってきたこともあり、新しいカメラを試すきっかけにもなりました。
詳細なスペックや、前モデルGO 3Sとの比較については別記事にまとめています。
詳細:Insta360 「Go Ultra」を発表|ポケットサイズカメラの最新進化モデル
同時期に発売されたDJI Osmo Nanoと迷っている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
詳細:Insta360 GO Ultra ファーストレビュー|DJI Osmo Nanoを選ばなかった理由
Insta360 GO Ultraを1ヶ月使ってわかったこと
日常で使いやすいサイズ感と存在感の薄さ

GO Ultraはとにかくこのコンパクトなサイズ感がとても使いやすいです。
カメラ単体で約52.9gという軽さのおかげで、撮影に向かうときのハードルが一気に下がりました。
小型でコンパクトな分、カメラとしての存在感も薄く、撮影している圧を与えにくいのも魅力。自分自身も構えすぎず周囲にも威圧感を与えにくいので、自然なスタイルのまま撮影できます。
おかげで日常のなにげない瞬間を気軽に記録したり、「今撮りたい」と思った瞬間にすぐ対応することができます。
また、初日の使用感で気になっていた「microSDカードスロットが開閉しづらい」「カメラ本体をポッドから取り出しづらい」という点においても、1ヶ月の使用で大分慣れ、今ではほとんど気にならなくなりました。
むしろアクションポッドにマグネットでしっかり固定されているおかげで、バッグの中でカメラ本体が迷子になるようなことがなくてとても助かっています。着脱も大分スムーズに行えるようになりました。
vlogカメラとしての実用性

vlog用途でGO Ultraはかなり実用的。
胸元につけるだけで自然な視点の映像が撮れるので、歩きながらの撮影でもカメラを構える必要がありません。
街歩きや旅先での移動シーンはもちろん、カフェや買い物などの普段の行動までスムーズに記録できます。
今までは片手にアクションカメラを構えたり、ネックマウントに接続してハンズフリー撮影に望んでいましたが、この手軽さを体験してしまうともう元には戻れないほどに快適です。

なにより撮影に気を配る時間が圧倒的に減ったおかげで、旅そのものを楽しむ時間が格段に増えています。
両手が空いた状態でvlogが撮れるので、同時にもう一台のカメラでスナップ撮影に臨めるのも嬉しいポイント。

また、GO Ultraは写真撮影にも対応しているため、旅先で立ち寄った店内の雰囲気なども広い画角で手軽に残せます。
アクションポッドに接続すれば、フリップ式モニターで自撮り撮影も楽しめるため、風景撮影だけでなく自撮り中心のvlog撮影でもしっかり活躍してくれるカメラです。
アプリ連携で閲覧~編集までが一瞬

GO Ultraは専用アプリとの連携がとてもスムーズで、撮影後の流れが圧倒的にラクになりました。
カメラをアプリに接続すると撮った映像にすぐアクセスでき、読み込みのストレスもほぼありません。
読み込んだデータをタイムラインでサクッとカット調整したり、AI編集に任せて数分のショート動画を自動生成したりなど、SNSにアップする動画をその場で軽く仕上げることも簡単。
色味を細かく調整しなくても、デフォルトの状態で鮮やかさがしっかり出た“映える映像”に仕上がるのも魅力です。
もちろん本格的に動画ソフトを使って編集したい場合には、microSDカード経由でデータの移動も一瞬で終わります。
「撮る → 確認 → 編集」の流れがスムーズなので、撮影後の作業時間が大幅に短縮されました。
使って分かったメリット・デメリット

メリット
- 小型・軽量で持ち歩きやすい
- ハンズフリーで自然なPOV撮影ができる
- データ管理が快適
- vlogとの相性がとても良い
- アプリ連携で編集までが一瞬
Insta360 GO Ultraを1ヶ月使って感じた最大のメリットは、撮影のハードルが圧倒的に下がったことです。
従来のアクションカメラよりも存在感が薄く、撮影していることを意識しすぎずに旅や日常の記録が続けられるのは大きな魅力でした。
アクションポッドを使えばフリップ式モニターで自撮り撮影も快適に行えるため、風景・POV・自撮りの切り替えもスムーズにできるのもポイント。
歩きながらの撮影やvlog用途でも非常に扱いやすく、旅の記録にも相性抜群。
撮影後すぐに映像を確認したりAI編集でショート動画を自動生成したりと、編集までの流れが圧倒的に楽になったおかげで、以前よりも動画撮影に対する意欲が自然と高まっているのを実感しています。
デメリット
- 撮影時間は改善されたが、長時間撮影専用機としては弱い
- 4K30fpsの撮影では、本体はわりと熱くなりやすい
Insta360 GO Ultraは扱いやすさが魅力の一方で、長時間撮影を前提とした使い方にはあまり向いていないと感じました。
撮影時間は前作から大幅に改善されているものの、あくまでも「コンパクトアクションカメラの範囲」での話。
連続で長く回し続けるスタイルよりも、短いクリップを積み重ねる使い方に最適化されたカメラという印象です。
また、4K30fpsでの撮影では本体が比較的熱を持ちやすく、真夏の屋外や長回しが続くシーンでは、発熱を理由に撮影が止まる可能性もゼロではありません。
とはいえ、バッテリーについてはInsta360純正の「GO Ultra FOMO フレキシマウント」を使えば給電しながらの撮影も可能で、実質的に弱点を解消できます。
発熱に関しても、本体はしっかり熱を逃がす構造になっていて、手で持っていられないほど熱くなるわけではありません。
実際の運用では「少し温かくなる」程度で、大きく撮影体験を損なうほどではないと感じました。
Insta360 GO Ultraはこんな人におすすめ
- 手軽に旅や日常を記録したい
- ハンズフリーで自然な視点のPOV撮影をしたい
- vlog用に小型で存在感のないカメラを探している
- 荷物を増やしたくないミニマル派
- 編集をサクッと終わらせたい
Insta360 GO Ultraは、本格的な記録よりも、手軽さや自然体のスタイルで旅行を楽しみたい方に特に向いているカメラです。
歩いているだけで旅の空気感そのままの映像を記録できます。
スマホや大きなカメラでは逃してしまいがちな、ちょっとした瞬間やふと感じた景色も、胸元にそっと忍ばせておくだけで自然に記録されていくのはGO Ultraならでは。
撮影の負担が少ない分、旅そのものに集中でき、旅が終わったあとに映像を振り返ると「こんなに記録できていたんだ」と驚くほど素材が揃っています。
編集もアプリでサッと仕上げられるため、「気軽に旅のvlogを作りたい」「重たい機材は持ちたくない」という人には、まさに最適な選択肢だと感じました。
まとめ|Insta360 GO Ultraで動画撮影が手軽になった

Insta360 GO Ultraを1ヶ月使ってみて、とにかく動画が撮りやすくなったというのが一番の実感でした。
胸元に付けて歩くだけで自然な映像が残せて、撮影も編集もサクッと終わるので、旅や日常の記録が無理なく続けられます。
私自身も、これからメインのvlog撮影用カメラとして、しっかり活用し続けていく予定です。
大げさな機材は使いたくないけれど、もっと気軽に動画を残したい。そんな人にこそ使ってほしいアクションカメラだと感じました。
手軽に映像を記録したい方や、旅行用カメラを探している方はぜひチェックしてみてください。






