ヤマハ電子ピアノP-225を購入レビュー|コンパクトで自宅練習に最適
自宅でのピアノ練習に使う電子ピアノ。
いざ選ぼうとすると種類が多く、何を基準に選べばいいのか迷ってしまいました。
実際にいろいろな電子ピアノを見比べた結果、最終的にたどり着いたのがヤマハ P-225。
コンパクトで部屋に置きやすく、打鍵音も比較的静か。自宅練習用としてバランスの取れた一台だと感じています。
この記事でヤマハ P-225を選んだ理由や使ってみた感想、気になるポイントも含めて詳しくレビューしていきます。
ヤマハ P-225を選んだ理由

鍵盤タイプについては88鍵の電子ピアノを選ぶと決めていたので、あとはどのモデルにするか決めるだけ。
実際に何度も楽器店に足を運び、いくつかの機種を弾き比べた結果、最終的に選んだのがヤマハ P-225です。
最初はRolandのFP-Xシリーズの中から検討していましたが、調べていくと打鍵感が少し重めに作られていたり、打鍵音が少し気になるという口コミが気になりました。
思えば自宅での練習はほとんどイヤホンやヘッドホンを使って演奏する予定なので、スピーカー性能にこだわる必要はないと判断。
そのため上位モデルの購入は見送り、コンパクトでコストパフォーマンスの良さそうなモデルに絞り込むことにしました。
そこで目に留まったのがヤマハのP-225。88鍵の電子ピアノとしてはコンパクトで、デザインもシンプルかつスタイリッシュ。
打鍵音も比較的静かで自宅練習用としてちょうどいいと感じ、購入を決めました。
ヤマハ P-225の詳細と外観デザイン

ヤマハ P-225は、88鍵盤タイプの電子ピアノ。
- サイズ:幅1,326×高129×奥行272mm
- 重さ:11.5kg

従来のモデルに比べてよりコンパクトで、どの角度から見ても美しく、部屋のインテリアに馴染みやすいデザインなのが特徴です。

鍵盤は新開発の「GHC鍵盤」を搭載し、アコースティックピアノのような演奏感を実現しています。

ボタン操作などもシンプルで分かりやすく、初めてでも使いやすかったです。

ヤマハ最高峰のコンサートグランドピアノ「CFX」の響きを再現されているので、音色はとてもきらびやか。
その他ステージエレピ、DXエレピ、ジャズオルガン、ストリングス、ビブラフォンなど、合計24種類の様々な音色で演奏できます。
音色は2つまで組み合わせて演奏できるので、好きな組み合わせを見つけて楽しめるのも良かったです。

鍵盤には操作コマンドが振り分けられており、完全に記憶しなくても視覚的に位置を確認できて便利。

背面には広がりのあるサウンドを実現する2ウェイスピーカー。

ペダルの接続や電源端子類は背面側にまとまっています。

イヤホン・ヘッドフォン端子は、前面左側に2つ備わっています。
奥側にまとまってると思ったら手元側にあるおかげでとても使いやすい。
付属品と別途購入したアクセサリ

付属品として説明書・ペダル・電源・楽譜があります。
楽譜は付いてくると思っていなかったので嬉しい誤算。収録曲がピアノ本体に記録されているので練習しやすくて便利です。

それと譜面台もあります。
別途購入したアクセサリ

私はFC3Aペダルもあらかじめ購入しておきました。
ハーフペダル機能に対応しているので、踏み込みの加減によるきめ細やかな表現を実現できます。
ペダルについて調べてみると最初からFC3Aを購入している人や、満足度の高い口コミが多かったこともあり、私も本体と同時に揃えることにしました。
実際に使ってみるとグランドピアノに近い感覚でペダル操作ができるので、練習の質も自然と上がる感覚です。
自宅練習で感じた良かった点

ヤマハ P-225は88鍵盤にしてはコンパクトなサイズ感で、デスク上に置いて使用できます。
重さは11.5kgあるので持ち運ぶことは現実的ではありませんが、部屋の中での位置調整程度であれば問題ありません。
打鍵感は軽快で弾きやすく、打鍵音が少なめなのがお気に入りポイント。
最初はグランドピアノに近い重い打鍵感にこだわろうかと思いましたが、日頃練習する打鍵感は軽めのほうが初心者の自分には合っていたようです。
スピーカー品質はそれほど高くはありませんが、大音量で使用するわけでもないので不満は感じていません。むしろその分奥行きが小さくなってメリットの方が大きい印象。
自宅練習のほとんどはイヤホン・ヘッドフォンを使用しているので、手前側にオーディオ端子があるのはとても便利でした。
しかもステレオ標準フォーン端子が2つ搭載されているので、イヤホン・ヘッドフォンを使い分けることができます。
収録されているサンプリング音の品質が高く、弾いていてとても心地いい。5~6万円前後で購入できると考えると、とてもコスパの良いモデルに感じられました。
スタイリッシュなデザイン性も気に入ったので、壊れない限りこのピアノを使い続けていきたいところです。
使ってみて気になるポイント
使ってみて気になるポイントについて考えてみましたが、現時点では大きな不満は特にありません。
しいて言えば、もう少し軽ければ嬉しかった、というくらい。想像よりも重く感じました。
上位モデルを選んでいたらこれ以上に重かったと考えると、P-225を選んで正解だったと改めて感じています。
またなにか気になるポイントを見つけたら、ここに追記していきます。
ヤマハ P-225はどんな人におすすめか
ヤマハ P-225は、集合住宅でコンパクトに使用したい方におすすめな電子ピアノ。
スタイリッシュでコンパクトな外観デザインは、部屋のインテリアにも馴染みやすくスペースを圧迫しづらいのが大きな利点。
スピーカー構成はシンプルですが、その分コンパクトで打鍵音は比較的控えめ。イヤホンやヘッドフォンを使った練習との相性も良好。
周囲への音を気にしながら、静かに練習したい人には扱いやすい電子ピアノといえます。
持ち運び用途には向きませんが、据え置き前提で使うのであれば重量も大きなデメリットにはなりません。
性能や静音性をしっかり確保しつつ価格も無理なく抑えたい人にとって、総合的なバランスが良いコスパモデルとしておすすめです。
ヤマハ P-225のレビューまとめ

ヤマハ P-225はコンパクトで扱いやすく、日常的な練習にちょうどいい電子ピアノです。
見た目はシンプルで落ち着いており部屋に置いても主張しすぎず、インテリアにすっと馴染みます。
音はヤマハらしくクリアで、家庭用としては十分に満足できるクオリティ。鍵盤のタッチも重すぎず軽すぎずで、長時間弾いていても疲れにくい印象。
全体的にクセが少なく、性能と価格のバランスが取れた安心して使いやすい電子ピアノとして、これからも長く愛用していきたいと思います。




