リュックを選ぶときの容量目安|旅行や普段使いのおすすめサイズと選び方ガイド

リュックを選ぶときに迷いやすいポイントのひとつが「容量」です。
20L・30L・40Lなど、さまざまなサイズのリュックが販売されていますが、どれが自分に最適なのか判断に迷う人も多いのではないでしょうか。
デザインや機能性ももちろん大切ですが、容量が合っていないと荷物が入りきらなかったり、逆に大きすぎて使いづらくなってしまうこともあります。
私自身もこれまで何度もリュックを買い替えては失敗を経験し、ようやく用途に合った最適なリュックを選べるようになりました。
そこで本記事では、日頃からリュックを愛用している筆者が、日常使いから旅行まで用途に合わせたリュック容量の目安をわかりやすく解説します。
自分のライフスタイルに合ったリュックを見つけたい方は、ぜひ参考にしてください。
リュックを選ぶときに容量が大事な理由

リュックを選ぶうえで、気に入ったデザインや便利な機能性を重視するのもちろん大切ですが、それ以上に「容量」が合っていないと快適に使えません。
容量が小さすぎれば荷物が入りきらず不便になり、大きすぎれば持ち運びが重たくなったり邪魔にも感じてしまいます。
見た目やポケットの数がどれだけ優れていても、容量が合っていないと結局使わなくなってしまいます。
例えば、普段使いに20L前後のリュックを選んだのに旅行になると荷物が収まらずスーツケースを併用したり、逆に40Lの大きなリュックを通勤に使ったら「大きすぎて電車で邪魔」と感じることがあります。
私自身も過去にデザインや機能性を重視して容量を考えずに選んでしまい、「せっかく買ったのに合わなかった」という失敗を何度も経験しました。
だからこそ、リュック選びでは容量を基準に考えることが最も大切。自分のライフスタイルに合った容量を知っておくことで、失敗せず長く使えるリュックに出会えるようになります。
容量別リュックの目安と特徴
リュックは「容量何リットルか」によって使いやすさや適したシーンが大きく変わります。
10Lと40Lでは入る荷物の量がまったく違うため、「見た目は気に入ったのに実際使ったら小さすぎた、大きすぎた」という失敗にもつながります。
ここでは普段よく選ばれるサイズを目安に、それぞれの特徴や適したシーンを整理して紹介します。
【10〜15L】ちょっとした外出・買い物に最適

- 最低限の必需品を持ち運ぶ
- コンパクトで軽く、女性や子どもにも使いやすい
- 普段の散歩やちょっとした外出用
10〜15Lは、いわゆる「ミニリュック」と呼ばれるサイズ感。荷物をほとんど持たない人や、身軽に出かけたいシーンに向いています。
デザイン性の高いおしゃれなモデルも多いので、幅広いファッションに馴染みやすいのも特徴。
普段のお散歩やちょっとした買い物、テーマパークなどでも活躍します。
大きな旅行バッグと組み合わせて「サブリュック」として使うのもおすすめです。
詳細:15Lリュックのサイズ感はどれくらい?容量と使い勝手を解説
【20L前後】通勤・通学・普段使いに最適

- ノートPCやA4書類も収納できるサイズ
- 教科書や仕事道具+水筒なども入る
- 毎日使うならこの容量が基準
20L前後のリュックは、日常的な持ち歩きにちょうどいいサイズです。
通勤や通学で使いやすく、シンプルに必要な荷物だけを入れて身軽に動けます。小さめなので人混みでも邪魔になりにくく、普段使いに最適。
荷物を最小限にまとめれば1泊程度の短期旅行にも使えるので、日常からちょっとした旅行まで幅広く対応できます。
詳細:20Lリュックってどれくらい入る?サイズ感をわかりやすく解説
【25L前後】日常+旅行の両方をカバー

- 着替え1〜2泊分が収まる
- 普段の荷物+αを入れられる
- バランスよく使える万能サイズ
25Lは、普段使いに加えて旅行や出張にも対応できる万能サイズ。
20Lでは足りない少し多めの荷物もしっかり入ります。
大きすぎず、小さすぎないオールラウンドに活躍する容量なので、「普段も旅行も1つで済ませたい」という人にぴったりなサイズです。
詳細:リュック25リットルってどのくらい?容量や活用シーンを解説
【30L前後】2泊ほどの旅行や荷物が多い外出用

- カメラなどのガジェットバッグとして
- 普段使い+旅行兼用がしやすい
- 荷物が多くなりすぎず、持ち運びやすい
30L前後のリュックは、1~2泊の旅行や日帰りアウトドアにちょうどいいサイズです。普段使いでも使いやすく、旅行中心で使いたいけど荷物はそこまで多くない人にもおすすめです。
カメラやタブレットなどのガジェットも持ち運びやすく、必要な荷物をまとめてコンパクトに収納できます。
詳細:30リットルリュックの大きさはどのくらい?旅行は何泊できるか解説
【35L前後】3泊ほどの旅行や荷物が多いアウトドア向け

- 着替え3日分やガジェットアイテムがしっかり入る
- 旅行寄りの容量で、普段使いにはやや大きめ
- 長時間背負う場合は肩や背中の負担に注意
35L前後は、1~3泊前後の旅行や荷物が多めのアウトドアに最適なサイズです。
旅行中心で使いたい人や、荷物をたくさん持ちたい人に向いています。普段使いにも使えますが、少し大きく感じる場合があるので用途を意識して選ぶのがおすすめです。
普段から仕事道具やカメラ・PCなどのガジェットを持ち運ぶのにも扱いやすいサイズで、幅広いシーンで活躍します
詳細:35Lリュックの大きさはどのくらい?収納力と使い勝手を徹底解説
【40L前後】旅行・アウトドア・長期利用向け

- 3泊以上の旅行や登山にも対応
- 海外旅行にも使えるサイズ感
- 普段使いには不向きだが、旅好きには心強い
40L前後のリュックは、1〜3泊旅行やキャンプに最適な大容量サイズ。
数日分の衣類や旅行グッズをしっかり入れられるので、バックパッカーや長めの出張にも対応可能です。
特に40L前後のサイズは、機内持ち込み対応のリュックとしてはほぼ最大クラスで、リュック1つで身軽に海外旅行を楽しめます。
ただし40L以上になると普段使いには大きすぎて扱いづらい場合もあるため、40L前後の使いやすいモデルを選ぶか、用途を限定して使うのがおすすめです。
詳細:40Lリュックの大きさはどれくらい?通学・通勤・旅行など用途別に解説
【50L前後】旅行やアウトドアにぴったりの大容量サイズ

50L前後のリュックは、長期の旅行や登山、アウトドアで活躍する頼れるサイズです。
大容量でしっかり収納できるだけでなく、背負いやすさや耐久性にも優れているため、長時間の移動でも快適に過ごせます。
荷物が多い長期旅行やアウトドアでも安心して使えるサイズ感ですが、街歩きや短時間の外出には大きく感じるため、使用用途は明確にして限定的な活用が想定されます。
詳細:50Lリュックはどれくらいの大きさ?サイズ感と使い勝手を解説
シーン別おすすめ|容量の選び方

リュックを選ぶときは「どんなシーンで使うか」をイメージするのが大切です。容量の目安がわかると、自分に合ったサイズを選びやすくなります。
利用シーンに応じて、どのくらいの容量が使いやすいかを見ていきましょう。
軽めのお出かけ・ファッション重視
ちょっとしたお出かけやコーディネートの一部として使いやすい10〜15L前後の容量。
散歩やカフェ、買い物などの軽い外出にちょうどよく、必要最低限の荷物をコンパクトにまとめられます。
身軽に動けるのでファッションアイテムとしても取り入れやすく、荷物が少ない普段使いにもぴったりです。
普段使い(通勤・通学・普段の買い物など)
普段使いには20〜25L前後のリュックが最適。
財布・スマホ・折りたたみ傘・PCなど日常の必需品をしっかり収納でき、通勤や通学でも使いやすいサイズです。
1泊ほどの旅行にも最適なサイズ感です。
ちょっとした旅行(1泊〜2泊程度)
1泊〜2泊の旅行には25L前後が目安。
着替えや洗面道具も余裕を持って収納でき、普段使いとの兼用も可能な万能サイズです。
複数泊の旅行(2〜4泊程度)
2〜4泊の旅行なら30〜35L前後が使いやすい容量。
衣類やガジェット類をまとめて収納でき、荷物が多めの方やカメラ・PCを持ち運ぶ方にもおすすめです。
海外旅行
海外旅行では40L前後のリュックが最適。
数日分の衣類や旅行グッズ、アウトドア用品をしっかり収納可能で、海外旅行用のメインバッグとしても活躍します。
40L前後の容量は機内持ち込み対応サイズの上限に近く、リュック1つで身軽に旅行を楽しめます。
長期旅行・出張・アウトドア
長期旅行や出張、アウトドアには40~50L以上が適しています。
数日〜1週間分の衣類やアウトドア用品を収納可能で、荷物が多い長期旅行やアウトドアシーンで活躍します。
ただし普段使いには大きめなので、用途を限定して使う必要があります。
リュック容量以外に注意したいポイント

メイン収納の大きさ・マチの広さ
リュックを選ぶときは、メイン収納の大きさやマチの広さを確認しましょう。
かさばる荷物や旅行用品を無理なく収納できるかどうかが使いやすさに直結します。
私自身、メイン収納の使いづらさで後悔した経験があるので、容量だけでなく形状や開口部の広さも意識して選ぶことが大切に感じています。
荷物を出し入れしやすく整理しやすいリュックは、日常使いでも旅行でも快適に使えます。
リュック自体の重さ
容量が合ってもリュック自体が重すぎると長時間の使用で肩や背中に負担がかかります。
軽すぎても品質や安定感に欠ける場合があるので、適度な重量のモデルを選ぶのがおすすめです。
小物収納・ポケットの利便性
スマホや財布、ケーブルなどの小物を整理できるポケットがあるかも確認しておきたいポイントです。
収納の仕切りや配置によって、必要なものをすぐに取り出せるかどうかが変わります。
背負い心地・フィット感
肩ベルトや背面パネルのクッション性、背中へのフィット感は快適さに大きく影響します。
長時間背負うシーンを想定して選ぶと、肩や腰への負担を軽減できます。
腰ベルト・チェストベルトの有無
重い荷物を持つ場合は、腰ベルトやチェストベルトで荷重を分散できるか確認しましょう。
これがあると長時間の移動でも疲れにくくなります。
特に40L以上のリュックを選ぶときに重要なポイントです。
素材・耐久性・防水性・通気性
リュックの素材や耐久性、防水性、通気性も重要なポイントです。
丈夫な素材で作られたリュックは長く使えるだけでなく、荷物の重さにも耐えやすくなります。
さらに防水性があると、雨の日やアウトドアでの使用も安心です。
通気性に優れた背面パネルや肩ベルトなら長時間背負っても蒸れにくく、快適に使い続けられます。
素材や機能のバランスを考えて選ぶことで、さまざまなシーンで活躍するリュックを見つけやすくなります。
迷ったら容量別おすすめリュック記事をチェック
「でも結局どのリュックを選べばいいの?」と思った方は、容量別におすすめのリュックをまとめているのでこちらを参考に選んでみてください。
上記の注意点を意識しつつ、使いやすくておしゃれなモデルを厳選して紹介しています。
容量 | おすすめ用途 | 記事リンク |
---|---|---|
15L | ちょっとした外出 | おすすめ12選 |
20L | 通勤・通学・普段使い | おすすめ15選 |
25L | 1泊旅行・日常兼用 | おすすめ12選 |
30L | 1〜2泊旅行 | おすすめ10選 |
35L | 1〜3泊旅行 | おすすめ10選 |
40L | 国内・海外旅行 | おすすめ10選 |
45L | 海外旅行・アウトドア | おすすめ15選 |
50L | 長期旅行・アウトドア | おすすめ10選 |
まとめ|自分のライフスタイルに合った容量を選ぼう

リュックを選ぶときは、容量が自分のライフスタイルに合っていることが何より大切です。
普段使いなのか、1泊や数泊の旅行なのか、それともアウトドアで使うのかによって、最適なサイズは変わります。
また、容量だけでなく、収納のしやすさや背負い心地、耐久性などもチェックしておくと、長く快適に使えるリュックを選べます。
本記事で紹介した容量別の目安やシーン別のポイントを参考に、自分に合ったリュックをチェックしてみてください。

